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誰のための支援級?

ADHD・ASDの凸凹ちゃんが支援級に入れたら何とかなると思っていた入学前の私。

📢勘違〜い📢😅

個人的な実体験を元に誰のための支援級なのかを紐解いていこうと思います。

支援級は子供に手厚い?

支援級では個々の特性に合わせて通常級では行えない細かなケアをしてくれます。
例えば生活面など整理整頓ができない子に寄り添ってくれます。

さて、こう書いてあったらどう感じますか?

そっか、色々細かく見てくれるのね😊
勉強がわからなかったら丁寧に教えてくれるのね。

📢勘違〜い!🔇
いいえ、教えてくれません。


正確に言うと、教えてくれる人もいるし、それはダメあれはダメと注意する人もいます。


ん?支援級なんだし、ダメっていう言葉を使うのって……。


これを読んでいる方はどう感じるのでしょうか?



発達障害や自閉症のお子さんをお持ちの方は大体の方がこのペアレントトレーニングという言葉を耳にしたり勧められたりしていると思います。

しかし、支援級の担任は真っ向からペアレントトレーニングや発達障害の子に対してのNGワードを連呼しました。

とにかくこれが凸凹家の現実で実体験。

支援級の教員格差


元々、支援級の職員は格差が凄いと言う話は聞いていました。

格差とは……
───────────────────────

支援級の子供達を担当したくて担当している先生
(キャリアアップする為に担当している先生)と、
ペナルティーや通常クラスの人数を担当できない先生
が配置される。

───────────────────────

そして見事大当たり🎯

凸凹ちゃんは大人数の生徒を受け持てない先生に当たりました。

でも、通常級の先生が女神クラスの素晴らしい先生。
あぁ、支援級に入れなきゃよかった……と思った瞬間でした。


むかーし昔。母が小学生の頃、トラブルを起こした先生が今でいう支援級の担任になりました。
そして中学の時も生徒を抑えきれない先生が、今でいう支援級の担任に。


この経験があったので、今もそうなの?
そんな疑問が湧きました。

お友達の話で、お子さんがIQ130の息子さん。
友達曰くギフテッドだろうと話しています。
友人本人も後々聞くとIQ130だそうです。

そんな息子さんにある日事件が起こります。
今から数年前に女性担任に張り手をされてPTSDになってしまいました。
大問題になった後、その小学校の先生が行き着いた先はやっぱり支援級だったとか。

人事の実情は分かりません。

大昔は情緒と知的の区別はなく、名前も違う呼び名で呼ばれていたあの時代、学校全体の支援級の所属は2名。

今から考えると、とても少ないと感じます。
だからトラブル後、ほとぼりが覚めるまでの隠れ蓑に支援級は都合が良かった?🤔
そしてその人事が現在も続いている?
あくまでも個人的見解で実際の所は分かりません。


相当な問題を起こしても、自主退職も解雇にもならず学校に残る先生。
これの意図するところ。


あなたはこの配置、どう思いますか?


この配置が暗黙の了解であるとすると……。
できる・できない先生が混在している学級。
それが支援級なのかなと入学後に実感しました。


私達が住んでいる都道府県だけがそういった基準なのかもしれません。
県外の話を伺うと素晴らしい支援級で羨ましいなと感じました。

だから、全部が全部ではないのです。
しかし、支援級は担任ガチャと言っても差し支えがないほど能力の開きがあると凸凹母は思います。

支援学校と支援級の職員の違い


「そもそも支援級の先生って特別な資格とかいるんじゃないの?」

そんな風に思いませんか?

実は教員免許があれば支援級の教師になれます。
支援学校とは違うのです。(要約は下にあります)

1.免許状制度について
○特別支援学校の教員は、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校の教諭免許状のほか、特別支援学校教諭免許状を有していなければならない(法第3条第3項)。
 ただし、専ら「自立教科等」の教授を担任する教員は、「自立教科等」について授与された特別支援学校教諭免許状を有していればよい(同条同項)。
○法第3条の規定にかかわらず、幼・小・中・高の教諭免許状を有する者は、「当分の間」特別支援学校の相当する部の教諭等となることができる(法附則第16項)。
○特別支援学級担任や、通級による指導を担当する教員については、特別支援学校教諭免許状を有すること等の法令上の規定はない。
○特別支援学校教諭の普通免許状は、専修免許状、一種免許状、二種免許状に区分されており(法第4条第2項)、それぞれの取得に必要な基礎資格、単位数等は次のとおり。

2.免許状保有状況について

○特別支援学校教員の特別支援学校教諭免許状(当該障害種の免許状又は自立教科等免許状)保有者の割合は、平成22年度現在、70.0%(前年度比0.5ポイント増)であり、近年は微増を続けている状況である。
 また、特別支援学校に新規採用された教員の特別支援学校教諭免許状保有者の割合は、60.3%であり、前年度比で1.0ポイント減少している(以上、文部科学省調査)。

○特別支援学級担任教員の特別支援学校教諭免許状保有率は、小・中学校計で31.3%(小学校33.0%、中学校27.4%)である(平成22年度学校基本調査)。

文部科学省 参考資料25:特別支援教育に係る教育職員免許状についてより

1、について──────────────────

⚫︎特別支援学校の場合は特別支援学校教諭免許状が
必要だよぉ〜。でも場合によってはいらないよぉ〜。

⚫︎支援学級の場合は特別支援学校教諭免許状は法律的には持ってなきゃいけないって決まりはないよぉ〜

と書いてあります。
要はなくても良いよと言う回りくど〜い言い方。

2.について──────────────────

これだけの人が免許持ってるよぉ〜
と言う事が小難しく書いてあります。

───────────────────────

支援級の先生達の免許状保有率。
小・中学校計で31.3%(小学校33.0%、中学校27.4%)
全国で三割。ストラテラの副作用と同じくらいの割合。

多いと思うか少ないと感じるかは人それぞれ。


だから、知識を高めようとする先生もいれば、全く興味のないビジネス先生もいるわけです。

《熱心な先生》

  • 特性を理解し今後を考えてくれる。

  • どのように接し何をすれば効果があるのか。

  • 何が苦手でどうしたら怒り狂うのかなど。

かたや、ビジネス先生。正直言ってごめんなさい。
プランゼロです。
個別支援計画作成も的外れ。
なんなら使い回ししてない?( ̄▽ ̄)?


大勢を見れないから少人数を受け持たせる。

学校側の人員不足を解消する苦肉の策なんでしょう。

支援級は教員の能力不足で受け持つクラス?


こんな風に思ってしまうほどの深刻な教員不足。
良い人材は重要で大変な学年に配置され、
言い方は悪いけど支援級の半分は
支援級の生徒を割り振るために存在する先生
こんな風に感じました。

一年生の時は運悪く知的クラスにできる先生が偏り、できない先生が情緒クラスに。

凸凹ちゃんが隣のクラス(情緒)の体の大きな5年生や三年生の男の子に教室を跨いで何度叩かれたり蹴られたりしたことか…….。
言い出したらキリがありません。


怒るポイントはいくらでもあります。
しかし、これも支援級に入れたから仕方がない事。
ある意味で割り切り、凸凹ちゃんに逃げるが勝ちを伝授しました。

勿論支援級に入れたからには覚悟はありました。
しかし、事実を正確に伝える術を持たない先生方。
いつも帰宅してから電話せざるを得ない状況でした。

これって……見てない?
腕を蹴られたと聞いた時は、つい踵落とし?と妄想しました🤣
どんな身体能力をもつお子さんなんだろうと🤣
もちろん誤情報でしたとさ。ヽ( ▼∀▼)ノ フォー!!

はいはい、いつもの事ね。
やられた部位の把握なし。
いつも言われる怪我はなし。

大きな足形の痣、何かなぁ?
あれれぇ?打撲って怪我って言わないっけぇ????

すぐバレる嘘で取り繕う担任。

今書き連ねていてもヤバいと思います。

こんな事が、一度や二度ではなく毎回でした。

学業面


さらに学業面。一年生は壊滅的でした。

本来情緒クラスは環境を整えて配慮をする事で
通常級の子供達と同じ内容の学習を進めるクラス。

表向きはね😏

良い先生(主任など)に当たれば教えてくれます。
人数の割り振り要員に当たってしまうと悲惨です。
丸の付け方一つで積み上げた自己肯定感を切り崩してきます。
ある意味神業です。

だからアホな母が凸凹ちゃんの勉強を教える羽目になりかなり苦労しました。

蓋を開けたら春休み期間に教えた事以上の学習は全く進んでいなくて、夏休みに4.5.6.7月分の復習と言えば聞こえがいいですが、ほぼほぼゼロから教える事に。
さらに10月分くらいまで教え込み、冬休みになったら10月以降の事を復習から始め教え直し、三学期に挑む。
助かったのは交流級があったから。
交流級があったからこそなんとかなったような
そんな一年でした。

勿論嫌なことばかりではありません。
何につまづきどう教えたら良いかなど、
親が凸凹ちゃんのつまづきポイントや困り事に、
気付く機会に繋がりました。
とはいえ、学校で基礎くらい教えて欲しいのが本音。

しかし三学期から突然先生が交代。
正式な知らせは親にはなく新任に変わり、
クラスの雰囲気が一変。

教頭と教務主任が信じられないと言うほど静かで集中するクラスに大変身。

その光景を見たお二方は

「教える人間でこんなに変わるんですね、この子達はこんなにも集中できる子達だったんですね」

と仰るほどでした。

きっと凸凹家はレアケースに当たったのでしょう。
でもその経験をした事により、
信頼できる先生とできない先生のある程度の見分け方の基準が自身の中で生まれました。

まさか、後々の転校でその経験が役に立つとも知らずに……。

言うまでもなく担任は最悪でした。
しかし、支援員さんが最高でした。

正社員よりパートさんの方が優秀って何?

でも転校してからも同じように感じたので、これはあるあるなのかもしれません。

支援級を好きで担当している先生と仕方なく担当している先生ではやる気も熱意も接し方も全てが異なります。

まとめ

さて、誰のための支援級だと思いますか?
これは私の実体験を元に書いた話なので、誰もが当てはまるわけではない。
しかしこんな事もどこかの遠い空の下では起こってるんだよと伝えたかったのです。

今後、支援級が子供の為の支援をしてくれる先生がたが増えてくれる事を切に願います。

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Ange
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