【英語】英語の先生必見!〜ALTとの授業は〇〇がカギ!〜【授業】
こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回のテーマ
皆さんは英語の授業でお困りのことがありませんか?
私が英語教師1年生のとき、めっちゃ困っていたことがありました。
それはALTとの授業です。
ALTとはAssistant Language Teacherの略です。
ALTと授業するのは今や当たり前の時代になりました。
少なくとも週に1回はALTとのチームティーチングの授業になっています。
いかにALTとの授業に関するデータを載せました。
これを見ると、学校種ごとに差はあるものの、ALTとの授業が実施されています。
ALTとのティームティーチングができるスキルは英語教師の必須スキルになっていると言っても過言ではありませんね。
そこで、今回はALTとのティームティーチング授業を上手く行うためのポイントを紹介します。
英語の先生はもちろんのこと、小学校の先生にもぜひ読んでいただければと思います。
授業のコツはミーティング
まずは結論からお伝えします。
ALTと授業を上手く行うポイントはズバリ、
ALTとのミーティング間をつくることです。
英語の先生は、英語の授業をALTの先生と行う前に、授業内容を話し合うのが一般的です。
<先生の本音>
先ほど、ALTと授業の打ち合わせをするのが一般的と言いました。
ですが、正直どうですか?
以前一緒に勤めた何人かのALTに話を聞くと、「授業をする先生と打ち合わせをする時間がとれていないよ!」と嘆いていました。
1時間目の直前5分くらいで授業内容を確認して授業だということも、少なくないようです。
先生方の気持ちもわかります。
「英語の授業以外にも準備すべきものがたくさんあって、その準備をしていると空き時間がない。」
「児童に関わる仕事があって、それどころじゃない。」
「英語は苦手で、なるべく使いたくない」
それが正直なところかもしれません。
あるALTの話
忙しい勤務ですが、ALTのことを考えるとやはりミーティングの時間は必要だと思っています。
過去に勤めたALTが年度途中で退職したことがありました。
勤務した小学校で先生とのミーティングができず、そのALTがメインで英語指導をしなければいけなく、担任の先生は後ろからみているだけということが理由だと話していました。
小学校の先生の気持ちはすごく分かります!
私はそのALTが出会った先生方を批判する気持ちはありません。
小学校の先生だと、英語が得意でない先生もいらっしゃると思います。
人間なので得意・不得意はもちろんある。
だから、英語の授業はALTに全部任せたいという気持ちになるのも理解できますよね。
ALTの側も努力できることはあったのかもしれないとも思っています。
役割を明確に!
しかし、ALTとのミーティングをすることで、「ここはALT。ここは担任」というように棲み分けをすることが可能になります。
先生としてもやるべきことがわかり、授業がしやすくなります。
ALTも、コミュニケーションをとることができ、授業がしやすくなります。
実は、ミーティングをすることで、むしろ授業が楽になる気がしています。
ALTとの協働
ALTとの授業はタスクベースの授業を進めることが多かったので、ALTのアイデアを授業に多く反映させていました。
私が小中学校で授業をしていたとき、ALTがゲームや活動を考えてくれていました。
ゲームや活動のルールがわからないときは、日本語で私が説明します。
また、英単語や英文をリピートさせる活動はALTにお願いしています。
このような棲み分けが予め話し合わないと難しいです。
ALTミーティングを確実につくる方法
ALTとのミーティング時間をどうつくるか?
ポイントは、「時間割にいれてもらう」ということです。
時間割の中で、ALT MTGという名で授業のように換算してもらうのです。
その時間は、授業扱いにしてもらいます。
担任の先生は、ALTとの対話をすることができます。
時間設定は、年度初めの段階で教務主任・時間割担当の先生にお願いしましょう。
そうすることで、確実にミーティングの時間をつくることができます。
授業扱いなので、丸1時間全てを授業内容を話し合う時間に使うことができます。
事前に話し合う内容
ミーティングで話すべき内容はなんでしょうか?
私は以下の4つを話していました。
① 次回の授業日・単元の確認
② ALTに指導してほしい活動・つくってほしい教材のお願い
③ 日本人の先生が教えたほうが児童生徒にとってわかりやす箇所の確認
④ 文法的なことや英語の説明だけでは理解が困難な場所
これらの内容を話すことでALTとJTEの役割分担ができ、授業がしやすくなります。
もちろん、ALTとのミーティング時間を1時間分もらっても、その全てを使う必要はありません。
20分程度で終わらせて他の業務ができるので、先生方にとっても悪くない時間だと思います。
ALTの気持ちになる
ALTは見知らぬ土地に来て、コミュニケーションの不安を感じることも多いです。
ALTに話を聞くと、「優しい英語でもいいし、何なら日本語でもいいから、先生と話をしたい」と言っていました。
日本の大学まで卒業している先生方の英語力は、かなり高いです。
もちろん、書くのと話すのは別と思われる方もいると思います。
しかし、自分の中でのハードルを上げすぎずに、積極的に会話してほしいと願っています。
先生が英語を話すことを控えていると、児童生徒も「英語は間違えてはいけないんだ」「英語を話したくない」と感じてしまいます。
日本人の先生の英語は片言で構いません。
むしろ片言の英語で一生懸命に話す姿が児童生徒にとって一番の見本であると確信しています。
先生たちは英語授業を学習者としての見本を見せる場と捉えられると良いですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。