ドーナッツホール
猫探偵がお宅訪問なんて かなり貴重な体験をされましたね まず本当にいるんだわねという印象です そして悪いことしてないのに、半笑いでまごまごしそう
うちの猫も数日帰ってこなかった時があって、その時は張り紙作って、近くのコンビニとかスーパーなどに貼ってもらいました 猫好きの人にもばらまきました アナログ戦法です
貼り終わってすぐの、どこかで見てたなってツッコミ入れたくなるタイミングで家に戻ったので また速攻剥しに方々へ出向きました
猫はえ、何か?って何事もなかったような顏 その時はどこかもう一軒別のお宅で飼われてるんじゃないか疑惑も浮上 やつれてなかったし
猫にも表情 あたち関係ないしって涼しい顏してました
表情と言えば 本日のはっとした出来事
昔からある地元民御用達の和菓子屋さん 練り菓子からお饅頭からお餅から普段使いのお菓子が並んでいます
しかしナターシャが欲しいのは脇役的にショーケースの隅に置いてあるドーナッツ
形もいびつで明らかに手作り そして黒糖なのか和三盆なのか甘さがほのかで上品で、優しさ100%詰め込んだような味なのです
欲しい ドーナツだけ欲しい でも何となくそれを許さない一対一の対面販売
さらにわたくしを委縮させるのは、マダムの能面の様な仏頂面と無口です 優しさマイナス100%
不愛想は10代の特権 ではないんだとあらためてしみじみ思いました
商売していてのこの方向性、強い マダム新人類
にらめっこしているわけではないけれど、笑わせたい気分になりました
そして一石二鳥だということで、ドーナツだけ10個頼んでみました
このあんこもの頼まない意外性に笑うか、耳疑って注文聞き直すかと思ったけど、さっさと袋に詰めて無言でレジ叩いていました
チーン
どうしたら笑うのか 笑った顔が能面なのか 探求続けます ナタコ