夕飯を作る
夕飯及び保存食を作る。丁寧にやった。丁寧にしたい気分だった。
丁寧じゃない時は例えば、皿洗いして濡れた手を服で拭いたりするが、今日は手拭きのタオルを近くに持ってきた。野菜を刻むのにまな板に縦に並べて一気に包丁で断ずるのではなく、一本一本大きさを揃えて切ったりした。時間がかかるけれど丁寧な工程を踏んだ。
都度片付けながら、台所の作業スペースを最大にしながら、順番を考えて、料理に集中。ゴミは発生した時点でゴミ箱へ。発生した時点でしかるべき場所へ持っていけるのは、基本的だが高度な技術だ。世の中のすべての散らかるという現象はこれができないから起こる。
始めは、散乱した材料が雑多に散らばるカオスの状態で、途中野菜が細かく刻まれたりすることでカオスが増加するが、鍋に吸い込まれ、ゴミ箱に投げられ、だんだん収束していく。都度都度やれば、出来上がるころには台所はきれいに片付いている。それが気持ちがいい。
シイタケの軸を刻んでマヨネーズとシュレッドチーズと混ぜて、傘をひっくり返した本体にのせて焼く。焼く前ののせるまでをやっておいて、オーブントースターに待機させておく。シイタケの軸を細かく刻むのは時間がかかるので、はじめにやっておくと良い。傘にのせる作業も、溢れないように繊細な手つきになる。
そのあとひたすら野菜を刻んで、炊飯器に放り込む。野菜は二手に分かれる。今日の夕飯のスパゲッティの具の分と、保存食用の炊飯器スープ分。保存食は4日分のお弁当になる。野菜のくずはコンポストへ入れる用の容器へ。
フライパンでニンニクを炒める。カリカリになったら、ニンニクも同じように二手に分かれる。野菜を切っている間のどこかでお湯を沸かし始める。スパゲッティのソースを作るためフライパンの野菜を炒める。ニンニクの上に玉ねぎを投下し、しんなりしてきたら、ズッキーニ、ピーマン、マッシュルーム。炊飯器の中身も同じメンツ。味は、トマト缶がよかったけれど、なかったので代理のピザソース。炊飯器とフライパンで200gのピザソースはたっぷり使い切る。
今、トマト缶、3つ行ったけどどのスーパにも売っていない、なんでだろう。
お湯が沸いたら塩とスパゲッティを鍋に。と同時にシイタケトースターのスイッチオン。ピザソースの瓶に水を入れて蓋をして振って、きれいさっぱり炊飯器に吐き出して、炊飯器のスイッチもオン。スパゲッティの固さを吟味している間に、同居人が帰ってきて立ち話をする。スパゲッティの茹で具合を気にしながらしゃべる二刀流。
トマトソースのスパゲッティとシイタケチーズ焼き。夕食ができるまでにコテンラジオのやなせたかし会を2話まで聞くことができた。つまり90分。
満足の出来、野菜が多くて嬉しい。