見出し画像

一歩踏み出した先に見えた景色

2024年ももう少しで終わり、振り返る機会が増えてきた。今日は「何かをはじめてみること」について考えてみた。

大人になると、さらに社会人になると、そして母になると、何かをはじめる一歩がとても大変だと感じる。

その点、私の母は何かを継続すること、何かをはじめることへのハードルが驚くほど低い。常に新しいことに挑戦している。私が幼稚園の頃はトールペイントやぬいぐるみ作り、最近は蒔絵や木彫り、和菓子作り、フラダンス、アラビア語、フランス語と、まるで散歩に行く感覚で何かをはじめてしまうのだ。

私はというと、何かを始める前に「先生ってどんな人だろう?」「生徒さんたちはどんな感じ?」「クラスに馴染めるかな?」と考えすぎてしまうタイプ。結局、悩みすぎて何もはじめられないことが多い。だから、フットワークの軽い母が羨ましかった。

そんな私が母になってからというもの、新しいことを始める余裕なんてなく、仕事と子育てに悪戦苦闘する日々。しかし、母や娘の影響でフラダンスクラスの送り迎えをしているとき、「私も踊りたい、楽しそう」とふと思った。その気持ちが芽生えてから2ヶ月ほど、母に何度も「始めたら楽しいよ」と背中を押され、ついにフラダンスをはじめる決意をした。やってみたら、やっぱり楽しい!と感じることができ、気づけば半年が経っていた。

「楽しい!」と感じた瞬間から、自分の中で何かが変わった気がする。新しいことをはじめる抵抗がぐっと減り、今ではマシンピラティスをはじめたり、学生時代から遠ざかっていたオーケストラまで再開しようとしている。

30代半ばで、こんなにアクティブに色々挑戦している自分は、少し前の私からは想像もつかなかった。今年は本当に色々なことを学び、挑戦できた一年だったと思う。

これができるのも家族の支えあってこそ。本当に感謝しかない。いつもありがとう。


いいなと思ったら応援しよう!