炎上は素晴らしい価値です!と言い切るブランディング手法
こんにちは。あんでぃです。
『おもてなし産業をかっこよく』
を合言葉に、星野リゾートの働き方や戦略の特徴であったり、
現場で働いていて感じることなどをお伝えしていきます。
私あんでぃ、個人的にブランディングやマーケティングに非常に興味がありまして、関連書籍やYouTubeなどその手の情報にはかぶりついております。
先日もYouTube動画をチェックしていたところ、
「ブランディングの鍵はサザンオールスターズ」
なんて見出しを見て、おぉ、っと思って試聴していたら星野リゾート代表、星野佳路が興味深いお話をしていました。
「炎上は素晴らしい価値です!」
この言葉だけ切り抜くと、誤解されそうなので解説しますね。
発言のきっかけは、番組参加されていた、マーケティング担当の方からの質問でした。
「スタートアップ企業で予算も限られている中、ブランディングはどのように活動していくべきでしょうか?」
に対して、星野代表はサザンオールスターズの戦略に学ぶべきだと伝えています。
サザンオールスターズのデビュー曲は、「勝手にシンドバッド」
これは、レコード大賞に選ばれた、「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバッド」を合わせた曲名です。
ちなみに勝手にシンドバッドの歌詞はこちら。
ラララ…ラララ…
砂まじりの茅ヶ崎 人も波も消えて
夏の日の思い出は ちょいと瞳の中に消えたほどに
それにしても涙が 止まらないどうしよう
うぶな女みたいに ちょっと今夜は熱く胸焦がす
※さっきまで俺ひとり あんた思い出してた時
シャイなハートにルージュの色が ただ浮かぶ
好きにならずにいられない
お目にかかれて
今 何時? そうねだいたいね
今 何時? ちょっと待ってて
今 何時? まだ早い
不思議なものね あんたを見れば
胸さわぎの腰つき 胸さわぎの腰つき
胸さわぎの腰つき※
いつになれば湘南 恋人に逢えるの
おたがいに身を寄せて いっちまうような瞳からませて
江ノ島が見えてきた 俺の家も近い
行きずりの女なんて 夢を見るように忘れてしまう
(※くり返し)
心なしか 今夜 波の音がしたわ 男心誘う
胸さわぎの腰つき…
確かに勝手にシンドバッドというタイトルとあまり関係ないといえば関係ないですね。
星野代表曰く、
サザンオールスターズは、ある意味ふざけた曲名でおちゃらけバンドとして認知度を取りにいった。
そして、翌年「いとしのエリー」でしっかり知覚品質を揃えていった。
とのこと。
つまり、おちゃらけバンドとして炎上覚悟で認知をされたというのが、お金のかからないブランドを立ち上げる方法だというのです。
確かに、認知度って大事だなぁ、って常々思います。
普段、買い慣れないものを買いものする時、少し高くても聞いたことのあるブランドのものを”無意識に”手に取ってしまう。
「そう言えば、この会社名聞いたことあるなぁ」
と、たとえいいイメージでなくても、選択肢の中に入ってくる…
といった経験は誰しもあるのではないでしょうか。
まずは認知されること。
そのために炎上も一つのマーケティング、と言い切る勇気はなかなか持てないような気もするのですが、炎上以外にも認知を高める戦略は多くありそうです。
以前こちらでも紹介した通り、独自の姿を作り出していくための犠牲(トレードオフ)を伴う選択をしていく。
他とは違う選択から、真似されにくい姿を作っていく。
他者との違いを生み出すという一つの認知向上の戦略ですね。
ブランディング。
一朝一夕で築き上げられるものでないだけに奥が深いなぁ。
だからこそ知的好奇心をくすぐられるんですけどね!
動画気になる方はこちらをどうぞ!
1時間10分あたりからの内容です。
『おもてなし産業をかっこよく』
あんでぃでした。
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