![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99896586/rectangle_large_type_2_7bab4d36dc69285b669d42116a260dae.png?width=1200)
星野リゾート独自のビジネススクール「麓村塾」とは?
こんにちは。あんでぃです。
『おもてなし産業をかっこよく』
を合言葉に、星野リゾートの働き方の特徴であったり、
現場で働いていて感じることなどをお伝えしていきます。
今回は星野リゾート独特ともいえる研修制度「麓村塾」について紹介します。
私は何かと好奇心が旺盛なタイプなもので、気になる麓村塾にはどんどん参加するようにしており、回数では20回以上は参加していると思います。
(もはや麓村塾マニアw)
にもかかわらず、毎回毎回、新鮮な発見や気づきをいただいているのがありがたいことです。
麓村塾とはなんぞや?
麓村塾とは、星野リゾート内で開催されている、社員向けの研修制度です。
学びたいことは、人によって異なります。また学びたいと思うタイミングも違うでしょう。
星野リゾートでは、学びたい人が学びたいときに、学びたいものを学べる機会として、社内ビジネススクール『麓村塾(ろくそんじゅく)』を20年以上開催してきました。
日々の仕事に直結する様々なプログラムが開発され、毎月4講座程度がオンライン中心に開催され、全国各地の社員が同じテーマについて話し合う貴重な機会となっています。
アフターコロナの今、全国各地の社員が顔を合わせてケーススタディに取り組める日も近づいてきました。
一般的にいう社内研修ではありますが、
特徴的なポイントとしては、
・研修は自由参加(強制ではない)
・研修は業務外
・評価に直結したプログラム
といった部分が、私が今まで経験した会社の研修制度と違う部分だと感じます。
研修は自由参加である
![](https://assets.st-note.com/img/1678407181129-B5g32fC06D.jpg?width=1200)
私が新卒・営業職で入社した会社では、中国企業を担当させていただく機会がありました。
その時、会社からは中国語を理解しておいた方がよい、とのことで中国語の講座に週1回参加することに。
ただ、結果としては、全く身にならなかった。。。
英語で会話できる得意先でしたし、中国語はなんとなく必要だな、くらいの感覚で業務として参加していたので、モチベーションもあまり高くなかったからです。
一方、麓村塾は全くもって強制ではありません。
自分が必要だと思うもの、興味のあるものに、自分で手を挙げて、参加します。
マネージャーを目指す人が立候補制度であるように、星野リゾートの根幹となる人材育成の考え方でもある、
「自ら考え行動する」
を体現した制度とも言えるでしょう。
研修は業務外である
麓村塾は自由参加である上に、業務外、すなわち、お給料は発生しません。
研修に参加する場合は、お休みの調整をするか、その日のシフトを調整して参加する必要があります。
学びは与えられるものではなく、スキルを開発するために自らの時間と労力を使う必要があるのです。
個人的にはこの考え方が大好きです。
というのも、参加するたびに思うのは、参加するメンバーみんなのモチベーションがとにかく高い。
なにか一つでも多く吸収してやろう!という貪欲さがすごい!
同じ志を持った仲間からいただくパワーも研修の成果の一つだと感じます。
評価に直結したプログラム
この研修意味あるの?
って思ったこと今までにありませんか。
大して役に立たないけど、業務だから参加する、といった研修を私は過去に何度も経験してきました。
研修中は溜まっている業務をコソコソこなして、、、
研修のテーマが自分の思い描くキャリアと結びついていないときなんかは、全く持って無駄な時間を過ごしてしまったなぁ、と後悔することも。
麓村塾では、基本的に星野リゾートの評価制度に基づいた研修が多いです。
直接結びつかなくとも、戦略に基づくもの(例えばマーケティングとか)が多く、そのスキルを身につけて業務を組み立てれば、結果的に評価に繋がります。
私自身、後輩の育成をする上で、評価制度をしっかり理解することは非常に重要になってきています。
(評価のためにやるなんて本質的じゃないでしょ…)
なんて最初は思っていましたが、自分の成長&後輩の指導と前向きに捉えて参加するようにしています。
今個人的に取り組んでいるのは、自分が麓村塾で学んだことを、施設内の麓村塾としてアウトプットすること。
自分ためにもなるし、チームの成長にも繋がるといいなぁ、と夢みてます。
以上、麓村塾のご紹介でした。
最後に、採用サイトにはこんな言葉が綴られていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1678407253423-dsXkW1XjIJ.jpg?width=1200)
「良い仕事をしたい」「社会に貢献できる仕事をしたい」そんな思いを実現するために必要な知識や経験をどのように築いていけるのか、一緒に考え会社からも提案できる仕組みづくりを行っています。
施設からさまざまな仕組みづくりを実現し、
それを会社の仕組みとしてボトムアップの提案ができたら、なんて考えています。
『おもてなし産業をかっこよく』
あんでぃでした。
※TOP画像は星のや東京の天空朝稽古
ご当地楽の神楽で剣を扱っているので、剣さばきの練習をいつかやってみたい!