VIVANTに秘められた島根との関係
こんにちは、あんでぃです。
しばらくぶりの投稿となります。
最近は小説執筆のための調べ物でnoteをご無沙汰しておりました。
世間では連続ドラマ『VIVANT』がかなり話題になっていますね。
私も島根がロケ地になっていると知り、初回からドキドキしながら楽しみに拝見させていただいています。
島根がロケ地になったというのも、主人公が奥出雲の鉄山師出身という設定だからです。
『島根と鉄』
そんなイメージがあまりないかもしれませんが、実は奥出雲でのたたら製鉄が日本刀を作る上でとても重要だったんです。
そんな出雲エリアにある界 玉造では、出雲の文化を体験していただきたいと、鉄に関しても多くのメッセージを館内に込めています。
たたら製鉄における村下(むらげ:鉄製造における総責任者)の家系の方で、今でも鉄製品を作られている鍛冶工房弘光さんの作品が館内を彩っています。
島根と鉄、というよりも出雲文化と鉄は切っても切り離せない密接なつながりがあったように感じます。
以前、出雲の鉄を巡る旅は4回に分けて連載させていただきました。
ご興味ある方は是非、1回目からご覧ください。
主人公の実家としてロケで使用された櫻井家のレポートもしております。
さて、本題。
VIVANTには鉄だけでなく、島根と関係する設定があるのですが、お気づきでしょうか?
それは、キャラクターの名前です。
主人公 乃木
ホワイトハッカー 東条
裏切者 山本
と聞いて共通するものは??
そう、日本軍人の名前です。
ただ、それだけでは島根と関わりを感じないですよね。
しかし、乃木のモデルとなっているであろう、乃木希典のルーツは島根にあるんです。
13世紀、島根県松江市の乃木村に善光寺を開いた佐々木一族のひとりである佐々木高綱が乃木希典の先祖だそうです。
今でも、松江市には乃木町や浜乃木などの地名が残っています。
そして、そのあたりには田和山遺跡や友田遺跡、才の神遺跡、神後田遺跡などが集中しており、古代の隆盛を物語るエリアとなっています。
島根に魅了されたという原作・演出の福澤克雄さんは乃木氏の出自を知ったうえで名前に入れ込んだのではないかと予想します。
いずれにしても、島根の魅力を伝えたい、と思っている私にとって、このような形で島根が知られていくのは嬉しくて仕方ありません。
今後、聖地巡りとして、島根、奥出雲観光が活性化することを期待しています。
おもてなし産業をかっこよく!
あんでぃでした。
界 玉造の空き室状況はこちらから。
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