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旅館スタッフよ、図書館のあのサービスを活用せよ!

突然ですが、一番最後に図書館に足を運んだのはいつですか?

毎週行ってる!って方もいるかもしれませんし、子供の頃以来行っていないなぁ、なんて方もいらっしゃるかもしれません。

私はもともと本の虫と呼んでもいいくらい、子供の頃から読書が大好きでした。
小学校の図書館でどっさり本を借りては、本を読みながら帰宅する二宮金次郎生活を送っていたくらいです(笑)
今でも本屋さんや図書館へ行くとテンションが上がってしまい、2-3時間過ごすなんてことも。

そんな私が旅館スタッフに心からお伝えしたいこと。
それは、旅館スタッフは図書館を活用してみよう!ということです。

旅行者は何を求めて旅館を選ぶ?

そもそも、旅行を決めて、宿泊先を選ぶ際、ホテルを選ばずに旅館を選ぶお客様はどんなことを求めているのでしょうか?

「和の空間がすき」
「温泉でゆっくりしたいなぁ」
「その土地の人の話をきいてみたい」
「ご当地の食事や歴史に触れてみたい」

などなど、様々な理由があるのではないでしょうか。
正直、観光がなによりも大切で、
『宿泊施設ではお腹を満たして、寝れればいいよ』
という方にとっては、旅館で宿泊することは逆に不便なのかもしれません。

そういった不便さもひっくるめて、旅館を選ぶのは、
日本各地にある文化や歴史に浸ってみたい
という思いが根底にあるのではないか?
と、私は考えています。


旅行者は新たな発見を求めている

文化や伝統といったものは、わかりやすく目に見えるものだけではないでしょう。
そんな時に多くのヒントを与えてくれるのが、過去の賢人たちが残してくれた書籍ではないでしょうか?

私は今までに製造業、教育業、人材業といった仕事を経験してきました。
そして、旅館業に携わるようになり、特に意識するようになったのは、お客様が求めているのは新たな発見であるということ。

旅先で、自分の知らなかったことに出会えたお客様の
「そうだったのか!!!」
の瞬間に立ち会えることは、この上ない幸せなことだ、と感じるようになったのです。

では、どうやって「そうだったのか!!!」を演出するか?
それは、その土地にどっぷり浸かることで得られると思うのです。
それを図書館は手助けしてくれます。


図書館の最強検索システム

その方法とは、レファレンスサービスです。

レファレンスサービス(reference service)とは、図書館利用者が学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を検索・提供・回答することによってこれを助ける業務である。また需要の多い質問に対してあらかじめ、書誌・索引などの必要な資料を準備・作成する作業もこれに付随した作業であると言える。

wikipediaより

簡単にいうと、図書館の司書さんに○○について調べたいです、と伝えると、それに関する書籍や資料を見つけてくれる、といったサービスです。

例えば、私が以前「武蔵坊弁慶」について調べたいといったら、このような資料を準備していただけました。
(実は武蔵坊弁慶の出身は島根県松江市だと説が多いんです)

何がすごいかっていうと、調べたいキーワードが本のタイトルにあるものだけでなく、本の中の見出しも含めて検索してくれるということです。
上記の画像でいえば、弁慶がタイトルに含まれるのは一番右側の本のみです。
それ以外は伝承本、お寺の本、土地の歴史の本の中に、弁慶が登場するものでした。

弁慶がタイトルにある本で、弁慶の全体像を知り、
弁慶が見出しにある本で、その本のテーマの中で弁慶の役割を知る。
『全体』と『部分』を理解することで、より弁慶の理解が深まりました。

このようにレファレンスサービスを利用すると、
より深く、その土地の文化や歴史といった伝統に触れることができます。
しかも無料の公共サービスです。
これは使わない手はない!!

図書館でお客様の期待に応える知識を身につけよう

旅館業ではお客様の求めるものが、目には見えないその土地に根付いた伝統を求めているという特異性があります。
そこに答えるための一つの方法として、図書館のレファレンスサービスをご紹介しました。

まだ利用したことないわ、って方はぜひ一度お試しくださいませ!


おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。


「王道なのに、あたらしい。」
日本全国に展開する温泉旅館部ブランド 界のコンセプトはその土地土地の様々な文化伝統を体験できること。
ご当地楽・ご当地部屋・手業のひとときをご体感あれ!






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