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脳梗塞のリハビリ迷走記録(ワールドウィング編 その1)

自主リハビリの迷走 2022年6月に脳梗塞となり、同年9月に退院。入院期間は約3か月。 同様の病気で入院中の人達から、「普通の人と変わらない」と言われるほどに回復した。 実際に不自由な面もあったが、生活してゆけば自然と治っていくだろうと勝手に判断し、退院を申し出た。 入院中は不自由なこともなく、資金面でも不安はなかったが、コロナ禍の閉塞感もあった。コロナ禍でなくとも友達がいない自分への面会はなかったと思うが、退院すれば寿司やうなぎ、ラーメンも食えるし、風呂もゆっくり入れると

    • 珈琲豆の賞味期限

      珈琲の楽しみ方は人ぞれぞれだと思う 珈琲の味を語れるほどの舌を持ってはいないが、珈琲好きである。 特に、ペーパードリップで淹れるときに時にもこもこと盛り上がってくるのを見るのがとても好きだ。焙煎して日が経っている豆では拝むことができない。 渋谷の羽當でカウンターに座ってモコモコを見て、美味い珈琲とシフォンケーキを食べる。至福の時。たまらん。 珈琲は香りもいい。モカやゲイシャの華やかな香りは頭がクラクラする。やみつきになる。 ヤンキーがシンナーを吸うのと同じか。もちろん、自分

      • 脳梗塞のリハビリ迷走記録(PNF編 病院との差について)

        実感1 救急病院におけるリハビリ 脳卒中となり、身体の一部が麻痺した場合、かならずリハビリすることとなる。自分の場合は、救急病院に3週間、リハビリ病院で3か月間のリハビリを行った。 救急病院では罹患した直後から身体を動し、できるだけ早急に改善をはかる。PT(理学療法士)とOT(作業療法士)の2名からの指導であった。ダメージを受けた脳の回復(寝てる細胞を叩き起こす)が最優先のため、基本的なことが多かった。お世話になった二人は非常に勉強をしていて、いろいろな質問に即座に資料を示

        • 脳梗塞のリハビリ迷走記録(PNF編 part2+プール爆上げ編)

          PNFによる治療(トレーニング) 基本的な治療の流れはリハビリ病院のものと同じで、まず体の状態を診て(歩行の姿勢、寝た状態での触診等)、緊張が強い箇所をほぐした後に、機能していない箇所(筋肉・関節)のトレーニングを行う。 自分の場合は歩行の際に骨盤の右側(麻痺側)が遅れ、右足を回しながら前に出し、右肩が下がりながら開くという、典型的な脳卒中患者の歩き方(ブン回し)であった。こうした症状は、体幹、特に腹斜筋や腸腰筋、中殿筋等の深いところの筋肉が働かないため身体を支え切れず、

        脳梗塞のリハビリ迷走記録(ワールドウィング編 その1)

          脳梗塞のリハビリ迷走記録(PNF編 part1)

          2024年現在、一番頼りにしているところ PNFとの出会い 脳梗塞となって1年を少し過ぎた頃の2023年10月ころに、身体の改善に進歩が見られないことに対して、もはや普通のこととして受け入れている一方で、もどかしさも感じていた。また、秋という寂しさがつのる季節と気温に敏感な脳梗塞の後遺症もあるのか、気持ちは落ち込むばかりであった。 自分の場合は、右麻痺といえども普通に歩行もできるしパソコンも打てる程度なので、他の方々に比べれば随分恵まれているほうだと思う。 しかしながらかつ

          脳梗塞のリハビリ迷走記録(PNF編 part1)

          初めてのnote 自己紹介と脳梗塞のリハビリ迷走記録

          自己紹介 2022年6月に脳梗塞による右麻痺となったもうすぐ還暦をむかえる独身の木っ端役人です。 麻痺が重いものではなかったので、すぐに完全復活するだろうと考えたものの敵は想像以上に手ごわく、あれもこれもと様々なリハビリを行いました。 紆余曲折の末、現在では自分にとって最適(と思われる)リハビリ方法が見つかったので、同様の病気で悩んでいる人やその家族の方々の参考となればと思い、筆をとりました。 発症 6月10日の明け方、午前4時頃、目が覚めると立てなくなっていた。 50

          初めてのnote 自己紹介と脳梗塞のリハビリ迷走記録