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ゲームエッセイ#2 スクウェア・エニックス

スクウェアとエニックスは1980年代生まれのゲーム好きとしては思い入れのある会社だろう。国民的RPG『ファイナルファンタジー(スクウェア)』や『ドラゴンクエスト(エニックス)』の数々、他にも多数の人気RPGを生み出した会社だ。2002年には両社が合併し、スクウェア・エニックスとなり、今に至るまで様々なゲームを作り出している。
 名作を多数出しているが、両社が合併してから「スクエニは終わった」という声も度々耳にすることがあった。最初私は昔のスクウェアを懐かしむことから(通称懐古厨)来る意見だと思っていたが、それでもないみたいだ。

ここ数年で利益が大幅に減っている

具体的に調べてみたところ、ここ数年のスクエニは結構やばいみたいだ。上のグラフの通り利益が大幅に下がっている。
冷静になって振り返ってみれば、確かに最近のスクエニはそこまでいいゲームを出していないようにも思える。頼みのファイナルファンタジーはコレジャナイ感が否めない『ファイナルファンタジー15』、悪くはないがどこか凡作な感じがして売り上げは15以下の『ファイナルファンタジー16』となっている。ドラゴンクエストは『11』は面白がったが、『12』に関しては最初の発表以来いまだに音沙汰なし。
 ソシャゲもかなり出しているが、その大半がサービス終了となっている(自分も『聖剣伝説』のソシャゲを少々やっていたが一年前後で終了)。『バランワンダーランド』や『ダイの大冒険IS』ではあまりの出来の酷さに、ファンはそっぽを向いた。

バランワンダーランド。期待値は高かったが、出てきたのはクソゲー

ただ、個人的には面白いゲームはちょくちょくある。『聖剣伝説2』のリメイクは散々だったのに対し、お手本みたいなリメイクだった『聖剣伝説3』、懐古RPGを見事に現代的に発展された『オクトパストラベラー2』、これまた丁寧なリメイクである『ロマンシングサガ2ROS』はとてもハマったゲームだ。『ファイナファンタジー7』の本格的なリメイクである『FF7 Remake』『Rebirth』は売り上げはともかく、出来としては申し分ない。またオンラインゲームの『FF14』は世界的に人気であり、今なおアップデートは継続している。
 なので振り返ってみれば悪くはない、むしろいいゲームをたくさんだしている会社だと思う。
 ただそれを上回る低評価ゲームを多数出していて、総合的なファンの印象や会社経営としては良くないのだろう。これからのスクエニに期待したい。


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