『ヘドロ人間(1963)』を見た。

映画『ヘドロ人間(1963)』を見た。
映画のネタバレを含みます。

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内容紹介

一人乗りの飛行機でロサンゼルスに向かっていたトムは、着陸するために管制塔へ連絡を取るが、着陸を拒否されてしまう。管制塔からの指示を無視してロサンゼルスに着陸したトムは、違和感を覚える。空港に自分以外の人間が一人もいないのだ。

感想

この映画の良かった所。1つ目、波打ち際に槍で刺された人が倒れてる映像からカメラが徐々に上を向いてタイトルロゴが映る所。2つ目、槍で刺された霧発生装置が何故か大爆発する所。以上。あとは全部おもしろくない。

スライム人間との闘いは終盤までほぼない。移動して会議して移動する、の繰り返し。これが本当につまらない。スライム人間との戦いが見たかったのに、移動、会議、移動だ。たまにスライム人間が出てきて扉一枚へだてたところに来たりするが、普通に力負けして扉を閉められて、諦めて帰る。なんだこいつ。頑張れよもっと。

終盤の戦いもおもしろくない。これといったアクションも無く、なんか組み合ってウゴウゴしてる。映像的に一番良くなかったのは、後半の戦いや出来事が霧のせいで全く見えないところだ。壁を壊そうとしてるところなんて霧が濃すぎてなんにも見えなかった。

話も変。スライム人間がドームを作って誰も入って来れなくなったはずなのに、主人公は普通に侵入してくる。いったいどういうことなのか。実はスライム人間は塩水が苦手で、海側はドームが崩壊しているんじゃないかという結論になる。じゃあなんで軍は助けに来ないんだろうに対する答えが「まだ気づいてない」だ。そんなことある？しかも結局塩水でどうにかするんじゃなくて、急に登場した霧発生装置を破壊したら、地上に蔓延るスライム人間が全滅して終わり。なんだったんだよ。

変な話だったりしょぼい演出だったりは嫌いじゃない、むしろ好き寄りかもしれない。それなのに、移動、会議、移動にやられて全く興味を失ってしまった。楽しめなかった。せめてもっとスライム人間が強ければなぁ。

ていうか、字幕ではスライム人間で統一されてるのに、なんでタイトルはヘドロ人間なんだよ！統一してくれ！