『フリークス』を見た。
映画『フリークス』を見た。
映画のネタバレを含みます。
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内容紹介
サーカスで働いている低身長症の男ハンスは、低身長症の女フリーダと交際しながらも、同じサーカスで働く女クレオパトラに恋をしていた。クレオパトラも自分を好いてくれていると思ったハンスは、フリーダに別れを告げる。
だがクレオパトラにはハンスへの恋慕などなく、団員で恋仲のヘラクレスと共にハンスの恋心をもてあそんでいた。フリーダとの会話でハンスに大量の遺産があることを知ったクレオパトラとヘラクレスは、ハンスを殺して遺産を奪う計画を建てる。
感想
男女関係のもつれ話かぁあんま好きじゃ無いんだよなぁと思って見ていた。ストーリー自体は予想していた通りで、あまり好きではなかった。だが、酒に飲まれて本性を現した2人に復讐すると決まってからの迫力はすさまじい。
笑顔でクレオパトラの言葉を真似た後に「怪物が」と呟くハンスの表情変化。ビーナスの殺害に失敗したヘラクレスを泥まみれになりながら追い詰める団員。逃げたクレオパトラを追いかけてくる団員。どのシーンも鬼気迫るものがある。
白黒の映画というか古い映画を見ていると迫力が足りないと度々思うことがあって、きっと色が無いからだと思っていたが、そういうわけでもないらしい。撮影の技術とか演技とかそういう物なのかもしれない。トップをねらえ!も白黒で迫力あったもんな。
そも迫力ってなんだろう。少し考えて、何かに込められた感情が伝わるっていう現象の名前なんじゃないかと思った。この映画でいうと、表情がキッと険しくなるシーンで感じたハンスのクレオパトラに対する怒り、泥まみれになりながら詰めるシーンの団員からヘラクレスに対する怒りとかがそう。怒りばっかりだな。
最後、胴体を鳥にされたクレオパトラが出てきてギョッとした。あれなんだったんだろう。まぁまぁ面白かったです。