『フランケンシュタイン(1931)』を見た。
映画『フランケンシュタイン(1931)』を見た。
映画のネタバレを含みます。
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内容紹介
町の領主であるフランケンシュタイン男爵の息子ヘンリーは、婚約者エリザベスとの結婚を後回しにし、研究に没頭していた。そのことに心配を抱いたエリザべスは、ヘンリーの友人とヘンリーの元先生と共に、ヘンリーが研究を行っている建物へ向かう。
嵐の夜、半ば強引に建物の中に入ってきた3人へ、ヘンリーは自分が研究している物を見せる。それは、死体をツギハギにした怪物だった。ヘンリーは今日、この怪物に命を与えると言う。
感想
古い白黒の映画を見る時、努力して見ている自覚があります。ハデさも無いし見づらいが、見ておいた方が良い気がするので見るという、義務的な視聴感です。この映画も同じ古い白黒の映画でしたが、努力せず普通に楽しく見れました。違いはなんだったのでしょう。
前に見た何本かの白黒映画は、文字でセリフを表示して楽器を使った効果音とかBGMを後付けしている物、いわゆる無声映画だったのですが、フランケンシュタインにはセリフがあって犬の鳴き声があって状況にあった音がある、いわゆるトーキー映画で、私の中にある映画に近かったからかもしれません。
映画本編の話。フランケンシュタインって怪物の名前だと思ってたんですけど、作った人の名前だったんですね。未見の人が思い描くアキラはアキラじゃなくて、未プレイの人が思い描くゼルダはゼルダじゃないみたいな現象です。
花を湖に投げる遊びをマネしてマリアを湖に落とした結果マリアを死なせててしまい、なんだか可哀そうだなと思いましたが、自分を虐げ続けてきたフリッツを殺してフックに吊るしたり、ヘンリーを殴って風車に連れて行き窓から落としたり、めちゃめちゃ怪物じゃねぇかよとも思いました。
ただ「無辜の人間の脳を持ち帰る筈が落としてしまったので、犯罪をした人間の脳を持ち帰って怪物を作った。だからめちゃめちゃ暴れん坊になるんだ」っていう「悪党は生まれた頃から悪党だ」的な話では無く「状況が・環境が・知識が無かったのが悪かった」みたいな話に感じられて、好きでした。
最後の、燃やされた風車を遠くから見るシーンがド派手で良いなと思いました。全体的にセットが良い、デカい。フランケンシュタインを探しに行くところの山のセットとかすごい。
まぁまぁ面白かったです。