『ジェイソンＸ 13日の金曜日』を見た。

映画『ジェイソンＸ 13日の金曜日』を見た。
映画のネタバレを含みます。

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内容紹介

クリスタルレイク研究所に捕まっていたジェイソンは、他の施設への移送に乗じて脱走する。職員を殺しまわったジェイソンは研究員ローワンにより冷凍ポッドに押し込まれるが、ジェイソンがポッドに穴をあけてしまい、ジェイソンだけでなくローワンも冷凍処理されてしまう。

それから約500年後、地球探索に来ていた宇宙船グレンデルの乗員が2人を発見し宇宙船へと連れ帰った。死んでいるとみなされたジェイソンは研究室へ、ローワンは蘇生室へと連れていかれる。蘇生され、自分が遠い未来へ来てしまったことを知るローワン。同様に、死んでいたはずのジェイソンも息を吹き返した。

感想

最高の娯楽映画です。ポテトチップスとビールをご用意ください。必要な予備知識はありません、過去作とかも見なくて良いです。なぜならジェイソンが宇宙船で大暴れするだけだからです。

宇宙に行ってすぐ、蘇生されたジェイソンが研究者の顔面を液体窒素に浸けて、カチカチになった顔面を壁に叩きつけて破壊します。掴みがバッチリ過ぎる。

ジェイソンは自分を倒しにきた軍人の首を切り、腹に穴を空け、上半身と下半身を2つに分け、ばったばったとなぎ倒し、軍人を全滅させます。エイリアン２みたい。ここまでで大体40分ぐらいです。時間確認して笑いました。

軍人を全滅させたジェイソンは勢いあまってパイロットも殺害。宇宙船は速度を落とさず寄港予定だった基地にぶつかり損壊させ、そのまま基地は大爆発して消滅します。ここのテンポすごい。

追い詰められた乗員たち。どうするんだろうと思ったら女アンドロイドが想像上のトゥームレイダーぐらい武装して登場、完全武装女アンドロイドＶＳジェイソンが始まりました。死んでなかった軍人のリーダーも合流し、死闘の末、ジェイソンは片手片足と頭の半分を吹っ飛ばされて息絶えます。なんの映画だよ。ちなみにあと20分あります。嘘みたいでしょ。

遭難信号を探知して別の船が助けに来てくれることになったけど、船がもたないのでボロボロになった部分を爆弾で切り離すことに。大急ぎで爆弾をかき集める船員たち。一方その頃、偶然にも人体蘇生装置の上で死んでいたジェイソンだったが、なんと人体蘇生装置が誤作動を起こし、欠損部を金属で補ったメタルジェイソンとして復活だ！笑いました。

犠牲を払いながらも爆弾でメタルジェイソンごと吹き飛ばすことに成功した一行。しかしメタルジェイソンは諦めない！船にとりついたメタルジェイソンは船体に穴をあけ侵入してきた！クリスタルレイクの映像を見せて時間を稼いだり、軍人のリーダーが宇宙区間での作業を行ったり、もう間に合わないと踏んだリーダーが囮になったりして、なんとか2人だけ救援艇に乗ることに成功します。よかったね。

救援艇が飛び去った後、残された船が大爆発！これですべてが終わったかと思ったら、爆風に乗ってメタルジェイソンが救援艇に迫る！もうダメだ！と思ったその時！同じく宇宙に吹き飛ばされていたリーダーがメタルジェイソンを横からかっさらいます。ここ本当に見て欲しい。大爆笑しました。

最終的に別の星に落下したメタルジェイソン。落下先はなんと湖で、その星にも人間がいて、流れ星と勘違いしたカップルが湖に様子を見に行くところで、この映画が終わります。次回作は最初からメタルジェイソンっぽいですね。大気圏突入で燃えてたし、ブラックゲッターみたいになってるかも。

おもしろ要素がたっぷり入ってるんだけど、序盤に登場したホログラム投影装置を使ってクリスタルレイクの幻影を見せて時間を稼いだり、主人公を蘇生させたり腕をつなげた機械によってジェイソンがメタルジェイソンになったり、要所要所がちゃんとしてて面白い映画だなって思います。

ヘンテコ映画を見た時に一番嬉しいのって、予想を超えて面白かった時なんだなと思いました。すげー面白かったです。