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『RUN』を見た。

映画『RUN』を見た。
映画のネタバレを含みます。

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内容紹介

脚を動かせず車椅子を使って生活しているクロエは、大学の合否通知を待ちながら母親ダイアンと2人暮らしをしていた。ある日、買い物帰りの母親が席を外している隙に机に置かれた買い物袋の中を見たクロエは、母親用の錠剤を見つける。

薬を飲む時間になり、ダイアンの用意してくれた薬を手に取ったクロエは訝しんだ。薬の中に、さっき見つけた母親用の錠剤が混ざっていたのだ。

感想

こういう映画の事をヒトコワ映画と呼ぶこともあるらしい。人が怖いからヒトコワ。確かにって思った。この映画はヒトコワ映画です。事の次第が明らかになっていく過程本当に怖い。

なにか気になることがあっても調べられないようスマホを渡されていない、薬についてパソコンを使って調べようとするも回線が切られてる、部屋の鍵を突破されてもいいようにドアにモップが立てかけてある、それを突破されても外に出られないよう車椅子用エレベーターを破壊しておくなど、クロエのやることなすことに先回りされて妨害されてるのが怖かった。

たまたま通りかかったトムおじさんがダイアンと揉めてる時、頼む!折れないでくれトムおじさん!あんたが折れたら!と祈って見てて、トムおじさんが「あんたには任せられない」的なことを言った時、この人は聖人だと思った。そのあとダイアンに薬を打たれて、家で銃殺されたっぽくて頭抱えた。

再び閉じ込められて農薬を注射されそうになるも、有害な薬品を一気飲みして病院に行くことで助かろうとしたり、クロエの諦めなさと機転の利きっぷりがとんでもない。ちっとも動かない手で犯人はダイアンであることを伝えるメッセージを残したり、半田ごてで温めたガラスへ口に含んだ冷水をぶっかけて割るところとか震えた。

ラスト、ちょっと歩けるようになったクロエが刑務所内の病院にいるダイアンへ面会に行き近況報告していて「あんなことあって許すんだ」と思って見ていたら、口から最初の錠剤を取り出しダイアンに飲ませてて「そりゃそうか」と思ったし「こいつ許さなくていいんだ」とも思えて嬉しかった。本当の親から引きはがした挙句あわない薬でダメージ与え続けたわけだしな。

すげーおもしろかった。

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