『犯罪都市』を見た。
映画『犯罪都市』を見た。
映画のネタバレを含みます。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07GJTHQK6/ref=atv_dp_share_cu_r
内容紹介
毒蛇組とイス組という2つの組織がにらみ合う地域を担当している刑事マ・ソクトは、度々いさかいを起こす両組織を脅しや暴力で押さえつけながら町の平和を守っていた。ソクトは、いつものように揉め事を仲裁し、別の組が仕切るキャバクラで一夜を過ごす。
ソクトが目を覚ますと、キャバクラに警察が来ていた。調査中の警察に合流したソクトは、自分が寝ている間に、謎の3人組によって店の支配人が腕を切り落とされていたことを知る。3人組の素性を追っていたソクトは、毒蛇組の組長が殺されたという噂を耳にする。
感想
すごいおもしろかった。
既存勢力を乗っ取って暴れようとする謎の勢力とそれを阻止しようとする警察っていう、自分の記憶の中でブラックレインと同じファイルに入る映画だった。この2本が近いなって感じたのは、ストーリーだけじゃなくて敵役が魅力的だってのも要因かもしれない。
敵役のチャンチェンが怖い。借金を返せなかった男に「四肢1本につき1000万だ」と言ってハンマーで指をグチャグチャにさせたり、そいつを引き取りに来た組長に「殺すぞ」と脅されたらその場で滅多刺しにした挙句バラバラにして敵対組織の縄張りに置いたり、静かに笑ってるだけのシーンでも、絶対何かしでかすぞという気持ちになる。そして概ね現実になる。怖い。
それに負けじと、主人公ソクトの暴力刑事っぷりがすごい。ブラックレインには外人刑事を抑える役として高倉健が居たが、この映画にはいない。だから気に食わないヤツはすぐ引っぱたくし、組長に支払いさせるし、監視カメラに映らないとこでヘルメット被せてボコボコにするし、スタンガン使って自白させようとするし、捜査の為だからって勝手に犯人逃がしたりする。凄まじい。でも子供にやさしかったりして憎めない。
そんな怪物犯罪者と化物刑事がトイレで殴り合う。大怪獣バトルだ。ガラスは割れ、ドアはへし折れ、鉢植えは破壊される。犯罪者の指を化物刑事が捩じり折るシーンは「うおっ」てなった。捩じり折るなんて言葉初めて使ったわ。この映画は全編通してアクションシーンが激しくて、見ていて手に汗を握るほど楽しかった。手汗かきすぎて見終わった後に手のひら見たらなんかキラキラしてた。
事件解決後の雰囲気もカラッとしてて、とんでもない映像みせられたはずだったのに見終わった後の気分が良かった。
ストーリーが良くて、映像も楽しい。めちゃんこ面白かったです。