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絵本「もりのおくのおちゃかいへ」

偕成社

ひとりでおばあちゃんの家にケーキを届けに行くことになったキッコちゃんのちょっとした冒険物語です。
お父さんがケーキを持って行くのを忘れたからです。

お父さんだと思って追いかけていた後姿は、実はお父さんではなかったところから、話が急展開していきます。

おばあちゃんの家に無事にケーキを届けられるのか。
ドキドキ・ワクワクしながら読み進められます。


ふと、何かに守られていると感じるとき、きっと、この絵本で描かれているようなことが起きているのかも知れないと感じました。
子どものころには、その感覚が光景として目に見える能力があったのになぁ。
大人になってそれを見られなくなってちょっと寂しさを覚えます。

でもきっと、大人になった私は、守る側に回ったのですね。
そう思いながらも、私の奧に潜む子どもがまた目を覚ましてくれるといいなぁと思った読後でした。





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