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今になって気付く、根無し草の心許なさ。

ドイツで生まれ、二歳で日本に移住。十八歳まで岡山で過ごし、その後は、京都そして東京と移り住みました。

どの土地ひとつとっても、自分がここに属するという感覚を持てないまま、ここまで生きてきました。

それを悪いことだとは、思っていません。

若い頃はとくに、その自由さを気に入っていました。
いろんな経験ができ、感受性が育てられたのかなとも思います。
それぞれの場所で、その場所にあった生き方に自分を合わせる術も身につけました。
結構、どんな状況でも、それを把握し、中庸をみつけ、おだやかな人間関係にする媒体になれていると思います。

一方で、自分の意見を出すことを控える癖がついてしまったことも事実です。
また、どの土地にも根ざさない浮き草は、ふわふわと責任感に欠けている部分があるのかも知れません。

最近、もし生まれ変われるとしたら、来世は、ひとつところに根ざすという生き方をしてみたいなと思うようになりました。

代々の家業を継ぐというような立場だったり、地元に根ざして、お祭りがあれば積極的に仕事を買って出るというような生き方をしてみたいなと。

漂う生き方にそろそろ疲れてきたのかも知れません。

でも、今世はもうこの生き方を貫き通す覚悟です。

ひとつのことをやりきってこそ、次のことを本気で楽しめると信じているので、今世は、浮き草を楽しみつくします。


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Andrea@ポジティブマインドクリエイター
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