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ドラマ「今度生まれたら」

https://www.nhk.jp/p/ts/1V7NWG81LQ/

今度生まれたら、また今のパートナーと一緒に生きていきたいですかというのが主題のこのドラマ。

録画しておいたものを一気観。しかも、よりによって最終回を録画し忘れていたので、NHKオンデマンドで、一話二百二十円で購入して観ました。

結果は、本当に観た甲斐がありました。

七十歳になっても、人生を達観なんてしていない。いつまでも青春時代のように右往左往して悩んでいる。ジタバタしている自分を振り返り、なあんだ、私だけじゃなかったんだという安心感と同時に、それを上回る勢いで私を満たし元気にしてくれたのは、七十歳でもちゃんと成長できるということでした。

ただし、成長できるにはひとつだけ条件があるなとも思いました。

それは、自分を知り受け入れる潔さをもつこと。

個人的に、ここのところ、この「自分を知り受け入れること」というテーマが繰り返し目の前にあらわれてくるので、
どうやらこれが、今の私にとって一番大事にすべきテーマなのだと思います。

最終回も終盤で、松坂慶子さん演じる夏江が、児童養護施設建設の住民説明会でする発言が、このドラマの神髄を表現していると感じました。

そのスピーチのことを褒められた夏江はこうも言います。

「年取って、容姿衰えて、ちょっとした段差でつまづくんだから、言葉ぐらい磨こうと思って」

まがりなりにも、言語を扱う仕事をしている私は、この言葉を深く心に刻みました。

このドラマのセリフには、あちこちに箴言がちりばめられていて、聞き逃さないようかなりの集中力が必要でした。

キャストの皆さんのすばらしい演技が、そのメッセージを一段と強く心に届けてくれています。

体を動かすのと同じで、心を動かす、動かされるというのは、気持ちがいいものですね。

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Andrea@ポジティブマインドクリエイター
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