ベランダコーヒー瞑想編 その一
瞑想だなんて大げさなと思うかも知れません。そんな大げさなこと、私もやっていられません(笑)
ベランダでコーヒーを飲むまでのプロセスを、ウルトラ丁寧にしてみようというシンプルなお話です。
やることはたった二つです。
一.動作の速度をいつもの半分に落とす
一.なるべく音を立てない
この二つだけです。
お湯を沸かし、カップを温め、コーヒー豆を挽き、ミルクを温め、温まったカップにお砂糖と温まったミルクの半量を入れ、残りの半量をフォームミルクにし、いざ、コーヒーを淹れる。
コーヒーの粉が膨らむ時の音や、抽出されたコーヒーがカップの中に滴り落ちる音に耳を傾けます。最後に、フォームミルクをコーヒーの上にそっと乗せるように注ぎ、スプーンで軽く混ぜます。
ここまでの作業を無駄なくなるべく音を立てないように丁寧に行うのです。そのためには、事前に頭の中で段取りを決めておき、動作をゆっくりします。
お湯を沸かしたり、電子レンジでミルクを温めたり、フォームミルクを作るときに出る音には静かに耳を傾け、時間の経過とともにその音たちがどう変化するかに注意を向けます。
そうしてできあがったコーヒーが、泡立ったミルクの下で軽く揺れているカップを持ってベランダに出ます。
そうそう、ベランダで使う小物、椅子やこの季節なら膝掛けなどは、事前に用意しておきます。
至福のひと口目を味わいながら、いま自分がどんな気持ちなのかにじっくり注意を向けます。
この時の私の気持ちは、、、、、
いや、敢えて書かないでおきましょう。皆さんもぜひご自分で体験してみて下さい。
瞑想編 その二に続きます。
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