【HRコラム#06】子どものキャリアデザインについて
こんにちは。HRチームのステフです。
気がつけば6月も残すところあと10日足らず。2022年は例年以上に時の流れを早く感じています。きっと日々が充実しているからだと自分に(前向きに)言い聞かせています(笑)。
今回のHRコラムは「子どものキャリアデザインについて」というテーマでお届けしたいと思います。
私は、小学校6年生の娘の母でもあります。ある日、娘が学校から帰宅早々、ニヤリとしながら私に話しかけてきました。
娘:「ママ、学校でキャリア・パスポート導入するんだって。」
私:「見せて見せて!中身が気になる!」
娘:「うちのママ、キャリアコンサルタントなんだよって先生に言っておいたから。」
そんな会話が繰り広げられました。
娘がニヤリとしたのは、以前から私が、「キャリア・パスポート導入された?」と何度か聞いていたという背景があります。
・キャリアとは
難しいですね〜(汗)。
私だったら、こんな風に答えます。
「自分のこれまで生きてきた経験、丸ごと全て。これまでの経験丸ごとを活かしながらこの先の未来をどんな風に歩んでいきたいか自分で決められるということ」
大人の私でも自分の生き方や、働き方について主体的に考え、自らキャリア形成に取り組む「キャリア自律」と言われても難しく感じているのに、子どもたちは既に将来のことについて考える機会を持ち始めているのです。そのキャリア教育の1つが2020年からスタートした「キャリア・パスポート」です。
・キャリアパスポートの定義
書式や運用方法はそれぞれの学校で自由なので、学校ごとにオリジナルのカラーのものになりそうですね。ちなみに娘の学校では、行事を通して学んだこと、難しいと感じたこと、印象に残ったこと、次に活かしていきたいことなどを記録できるシートでした。鼻歌を歌いながら、楽しそうに想像力を働かせながら、書き込んでいる娘の姿が印象的でした。
このキャリア・パスポートの特徴は、小学校から高等学校まで継続して使用するということ。15年間の自身の成長、振り返り、そしてこの先の未来についても考え続けることを狙いとして運用されるそうです。
私たちが子どもの頃は、漠然と「大人になったら何になろうかな〜」と考えるだけでしたが、現在では、学校でのキャリア教育や、諸活動、周りの大人たちの姿を通じてこれまで以上に解像度を上げて考える機会に恵まれています。ぜひ、子どもたちとキャリアについて話をする機会を持ってもらえたらなと思います。そんな時は「傾聴」がポイントです。否定せず、子どもの話を受けとめてあげてくださいね。そして、私たち大人も、キャリアについて自分のことも含めて一緒に考える機会にしてみてはいかがでしょうか。
人生100年時代。まだまだ先は長いです!自分だけのキャリア(=生き方)をデザインしていくのに遅いなんてことはないはず!です。私もあなたも。
キャリア・パスポートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
「キャリア・パスポート」例示資料等について
次のコラム(6月28日予定)もどうぞお楽しみに☆