ワイン好きは迷わず行くべき店2023
飲食の日本酒シーンを引っ張ってきた先輩と話題の店に
ワイン好きは迷わず行くべき店だろう
おそらく昨年からワインラヴァーの間ではそう思われていたかもしれないが、試飲会以外でようやく訪問できた
ワインインポーターのジェロボームが運営する素敵なSalon
グラスも常に7種類?ほどあり、しかも横のショップからそのまま希望小売価格で持ち込み出来てしまう
ただ飲めるだけではなく、料理も星付き出身のシェフが手掛ける本格的かつリーズナブルな料理が嬉しい
基本的に2〜3人シェアサイズになっている
シャンパーニュはかねてよりマグナムサイズが圧倒的に美味しいから好きだ
しかし家飲みでは中々開ける機会はない
毎年正月ぐらいにしか開けない
でもセラードアなら常にポルロジェのマグナムがグラスで飲めるのだ
ブテイユとは明らかに異なるフレッシュ感はマグナムならでは。
瓶内二次発酵させるのに容量が大きいほうが発酵が安定する。
そしてマグナムのほうにより質の高い中身を選抜している。
今グラスの欠品が深刻な中、ザルトはジェロボームインポートなのでここでは使い放題。
ワイン毎にグラスを変えてくれる。ザルトの購入を考えている人はここで一旦試すのも有り。
そしてポルロジェに並びジェロボームと言えばのミラヴァルもマグナム
白は横のショップで作戦会議をした結果、アルザスを代表する生産者ヒューゲルのリースリング・グロシ・ローイ2011を
デキャンタもお願いしたが、これまた熟成リースリングがとんでもなく旨い
熟成で現れるぺトロールの感じも良い(若くてペトは×)デキャンタで開いた蜜のようなフレーバーも相まって結構感動レベルに美味しかった。
ここで飲むワインを迷ったら横の売り場からリースリング・グロシ・ローイをデキャンタしてもらって飲むのをオススメする。料理にも最高に合う。
ブルゴーニュが現在バブルで、皆それを求めているが、アルザスにこれだけ素晴らしいワイン達が在ることを忘れてはいけない。
日本酒屋が十四代だけで商売できないように、鮨屋も鮪だけで商売はできない。
と言いながら最後は先輩が「グランクリュが飲みたい」と(なんて良い言葉…俺も毎日グランクリュが飲みたい)
オリヴィエ・バーンスタインのクロ・ド・ラ・ロッシュ2012
ブルゴーニュに突如現れ瞬く間にその名を轟かせたライジングスター。
作品はグランクリュとプルミエクリュのみという潔さ「妥協するくらいのワインなら造らない」
2012年といえどまだまだ硬く閉ざしている。黒系果実寄りでスパイスが広がる。質感は熟成により練れて柔らかくなっているが、飲み頃はまだ5年ほど先。中盤からストラクチャーがあり、余韻は重心低くズンと沈む巨大なミネラル感の余韻。
最後の〆はクロ・ド・タールのマール・ド・ブルゴーニュ1990
これが脳天直撃系でとんでもなく旨かった。。
スタッフさんが「朝まで香りが残りますよ」と言っていたが、もう飲んだ後から葉巻を吸った後のような香りが喉の奥から立ち上がり消えなかった。
まぁ二人でこれだけの量を飲んだから、朝は当然アルコールは残っている。
その時確かに香りは残っていた。
酒も、残っていた。
ワイン好きと来たら間違いなく盛り上がってしまうので飲みすぎ注意。
一回でグレートワインを沢山開けるより、何回も来て、都度テーマを決めて挑みたい、そんなSalon。
先輩からもらった恩を私も後輩へ恩送りしないといけないな。カッコいい先輩に感謝を。