心理 文末 ね
"何気ない行動や表情などがその人の内面をあらわすことはよくありますが、これは口癖にも当てはまります。ちょっとした言葉遣いからその人の性格や、その時の心理状態などが分かることがあります。
具体的な例としては、「何々ですよね」といった具合に、文末に「ね」を付けるというケースが挙げられます。
これは、会話の相手にそれとなく同意を求めたい時によく使われます。したがって、この口癖からは今話題にしていることがらに対し、あまり確信を持っていないという心理がうかがえます。
常にこういう話し方をする人は、何事につけて自信を持ちにくいタイプの人である可能性があります。
この「ね」にはもう1つ、相手との距離を縮めたいという心理もあらわされています。
「あの」と呼びかけるよりは「あのね」と呼びかけた方が親しげですし、「すごい」と言うよりは「すごいね」と言った方がより距離が近い感じがします。
フォーマルな場ではめったに使われることがありませんし、接客業の人が使っていると不適切だと指摘されることもあるので、もっとカジュアルでフランクな関係にあると認識している、もしくはそういう関係になりたいと願っている場合に自然と口をついて出てくる口癖であると言えます。"