子供から学ばせてもらったこと 〜小さな一歩〜
なかなかnoteを更新していないですが、今日は一つ子どもの様子から学ぶことがあったので、備忘録的にも書き留めておくことにしました。
私には現在1歳半の息子がいます。
そんな息子は3ヶ月前くらいから、公園などのすべり台において、自ら階段を登りすべり台を滑れるようになっていたのですが、ここ数日ほど何がきっかけかは分からないですが、滑ることが怖いのか、拒否するようになっていました。
そんな今日も、午前に行った公園では遊具に登るものの、すべり台を滑ろうとしません。
親が無理矢理滑らせると激怒します。
結局、その公園では滑らずじまい。
親としては、何が息子の壁になっているのか、何が息子の行動を阻害してしまっているのか、気になってしまいます。
しかし、その夕方、突然息子は自ら壁を乗り越えたのでした。
夕方、たまたま通りかかった公園。
そこには、少し背の低いすべり台が置いてありました。
午前の公園と同じく、すべり台を勧めると階段を登るがやっぱり滑らない。
親が無理矢理滑らせると相変わらず激怒していました。
そこで、息子が大好きで一度読み始めるとなかなか手放さない、「トミカの本」と、同じくいつも見つけると握りしめている「ばあばのスマホ」をすべり台のゴールの位置に置きました。
すると、息子は目の色を変え、なんと普通にすべり台を滑り降りたのです。
さらに面白かったのは、すべり降りてからその大好きな「トミカの本」と「ばあばのスマホ」を手にはせず、また階段を登り、すべり台をすべり始めたのです。
しかも、何度も何度も嬉しそうにすべります。
かなり得意げな顔ですべるその様子は、つい先ほどの息子とはまるで別人のようでした。
ここからは私の憶測ですが、おそらく息子にとっては、1回目の滑り降りるきっかけは、別の理由(大好きなトミカの本とばあばのスマホ)でしたが、いざ一歩踏み出すと、滑り降りるという行動そのものの楽しさ、そして滑り降りれたという事実によって周囲にもすごいと褒められることの心地よさを感じることで、大きな成功体験になったのだと思いました。
その後の様子ですが、ほんとに満足度が高い表情をしており、何度も何度もループ再生のようにすべり台をすべり続けました。
この体験は、まさに大人にも当てはまることで、ウェルビーイング体験の一つだと感じました。
我々も未経験なことや、一度恐怖感を覚えてしまったこと、勝手に無理だと思い込んでることが山ほどあり、常にそういった感情と共に生活していると思います。
しかし、今回の息子のように、その困難や課題を乗り越えるための一歩目の動機は実は何でもよく、個人的なハードルを下げることでまずは行動してみる。
すると、その行動自体や、達成できた自分に対して喜びを感じ、つい先ほどまでできないと思っていたことが、普通にできるようになっている。
まとめると、このプロセスで重要なのは、2つあると思っています。
①一歩目を踏み出す理由は何でもいい
愚直に課題に向き合い過ぎたり、目標を意識しすぎて行動できないことって結構あるんじゃないかって思います。だからこそ、その一歩目のきっかけや理由は、自分の好きなことをやれることや、そういったことに結びつけて考えることが大切だと思います。(例え、それが本来の課題や目的とずれていても良い)
②行動できたこと自体に喜び・満足を得る
行動してみたことで、生まれる結果も確かに重要ですが、それよりも大切なのは、その個人が行動をしたことで得られる達成感であり、自分で勝手に設定していたハードルの高さに対するバイアスを取り除けることだと思います。
全ての課題や目標に対して、これが当てはまるのではなく、①や②を狙ってサービスを提供したり、行動することで、一人ひとりのウェルビーイングを満たすことに近づき、幸福感が増すきっかけになるのではないかと思うのです。
思うがままに書いてみましたが、読んでくださりありがとうございます。
みなさまのコメント等あれば、是非よろしくお願い致します。