ミセスコンの実態!①
さて、この辺りから、
少しずつ世のカラクリを暴露していきますよ。(暗殺事例になりませんように💦)
人生初、着物を着てみたいと言う気持ちになり、呉服屋さん通いを始めた私ですが、私の目に入ってくるものはかなり個性的なものばかり。
ごく普通の(と、言ったら叱られるけど)訪問着や付け下げなどには興味が湧きません。
黄緑、茶色、水色、黄色と、一見どこにどう配色したらよいの?という伊那紬。
これにやられたんですね。笑
この個性的な着物を着た自分を誰かに見せたくなってしまったんです。(念のために言いますが、もちろん着物も見せたかったのですよ!)
着物は特別な日に着るもの、たくさんの決まり事があって正しく着ていないと「着物警察」に取り締まられるらしい。。。などと、田舎特有の着物への偏見に一石を投じたい気持ちもありました。自分が着てとても幸せな気持ちになれる着物という衣類に、なぜ、正しいとか間違いとか言われるんだろう?と、着物初心者の私は熱くなってしまったんです。
ある日、例によってSNSをダラダラとあてもなく眺めていると、飛び込んできたのは一つの広告!
「ミセスなでしこ日本2021」
すでに地方大会は終わっていたのですが、二次募集のお知らせが載っていたのです。
明日が締め切りというギリギリのタイミングでしたが、ちょうど着物を着て、地元のロータリークラブで講演をしてきたばかりだったので、そのまま脱がずに
「なぜ着物に惹かれたか。着物を着て何を発信したいか。」をぶっつけ本番でスマホで撮影して申し込みました。
締め切り日の前に合格通知が来て、
2次募集にも関わらずファイナリストとして認定されてしまいました。
主催者側の目標(今年の目標人数とか、46都道府県から代表を出したいとか)を達成するための策なんでしょうね。
応募した私も受かったらラッキー!くらいの軽い気持ちでしたから、主催者側としては、「数字」(いろんな意味で)を満たす要員であれば大歓迎なわけです。
と、今はかなり穿った見方で書いていますが、もちろん応募して合格した時は純粋でしたよ。
着物で秋田を盛り上げたい!
もっと普段着として着物を楽しもうよ!
なんならアンバサダー的な役割を担いたい!
なんてね。
オバサン、田舎者で純粋ですからね。主催者の思うツボなわけです。
では、ここからいよいよミスコン、ミセスコンの実態をお話しします。💦
ここ5、6年ほど、ミセスコンテストが雨後の筍のように出現してきました。「シニアも、いやシニアだからこそ輝ける」というコンセプトの元、単に美を競うものではなく、SNSを通じた発信などを含め、他者に影響力のある人を求めていますというのが多いですね。SNS時代だからこそあっという間に広がり、次々に新しいコンテストが生まれてきたのでしょう。が、さすがに頭打ちかな。
内容はどれも同じようなものです。書類審査を通過したら二次審査で簡単な面接があり、合格してエントリー料を支払うとファイナリストとして認定されます。ここまではエントリーしたら誰でもファイナリストになれちゃうくらいの広い門です。
エントリー費用は5万〜10万くらいが相場でしょうか?
高い?
でも、この中にはビューティーキャンプといってファイナル大会までに開催されるセミナーやトレーニング代も含まれていることが多いので妥当だと思いますよ。ただ、交通費や宿泊費は別ですから、遠方からの参加者には不利ですけど。
ミセスは年代別に大体3〜4つのグループに分けられます。審査も年代別ですから30代ミセスと競うことはありません。この辺りは公平な配慮がなされています。また、ビューティーキャンプの内容も多岐にわたっていて、メイクの仕方、カラーコーディネートといった日常生活に応用できるものを用意いているところもあれば、ウォーキング、スピーチレッスンといった、本大会で審査されるものを特訓(?)するものもあります。ウォーキングに関しては12センチヒール指定とか、大会公式ヒール限定などというところもありますが、特に指定のないところも増えてきました。エステやスポーツジムのスポンサーが多い関係で、自社の製品PRの後に、お店を利用する際の特典などが付くようです。これも地方に住んでいるとその恩恵には預かれないですね。
ビューティーキャンプは全員参加が原則です。
つづく
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