とうとう山暮らし 12/36
西米良村地域おこし協力隊に着任し、
西米良村と宮崎市の二拠点生活が始まってとうとう1年。
早いような、短いような。あと2年、何ができるのか。
「もう1年たったんだ」
23年お世話になった会社を辞めて、西米良村の地域おこし協力隊の道を選択し1年。今、思ってもなかなかの判断。成功なのか、失敗なのか、そんなことは分からない。ましてや、何をもって成功なのか、失敗なのかって判断なんてつかない。ただ、こういったチャレンジができていることに感謝しないとなと思う。
今やっていることは、委託形の地域おこし協力隊として、村から委託を受け、新しい課である“すまいる課”をサポートすること。スタート当初は移住定住がメイン。そこからふるさと納税の業務が始まり、今はそれがメインとなっている。あとはそれにプラスして、米良三山の登山道整備やスカイトレイルのコース整備など、山に関わることもやっている。米良三山にもっと、登山者が増えてほしいし、西米良にもっと、アウトドアの要素を取り入れたいと思う(こんなとこあるよ→ https://stella-sports.jp/)。
あとはもちろん、今までやってきたクリエイティブに関することもしっかりやっている。
「二拠点だからやれている?」
平日は西米良、週末は宮崎。本当は、がっつり西米良が理想なのかもしれないが、大事な家族がいるし、家もある。となると、やっぱり二拠点。これでいいじゃないかって思う。村に住民票を移し、税金も払い、住居もかまえて仕事もしている。そして、週末は自宅へと戻る。少しお金はかかるが、過疎地域にとって、人口減少や人手不足は深刻。完全に移住となるとなかなかハードルも高い。やはり街場は便利だし。だからこその二拠点。関係人口という言葉があるが、何かしらで関わる人、温泉が好きででちょくちょく訪れる人、西米良が好きでファンになっている人。これも関係人口なのかもしれないが、そこよりも一歩先に進む二拠点移住者。ここにもっと力を入れていってもいいんじゃないかなと思う。関係人口のその先、新しい関係人口のあり方。これが、今の自分が感じる完全移住にまではいかない、二拠点移住。「関係人口以上、移住未満の生活」。これは一つの最適解だ。
「3年たったその先」
協力隊はあと2年で終わる。すまいる課が立ち上がって、移住対策を行い、今はふるさと納税まで。あと、2年では圧倒的に足りない。移住やふるさと、そして村のこと。そして、自分がもっとできること。次の2年でベースを作って、さらにあとプラス3年、5年で何かしらのカタチができてくるんじゃないだろうか。なんとなく、最低そこまでは二拠点であったとしても、関わり続ける必要があるんじゃないかなと思っている。
なんかそんな感じの1年。2年目もちょくちょく書き記していこっと。
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