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毎朝流し込むカフェインから、旨味への目覚め☕


#私のコーヒー時間

雨の日も、晴れの日も、台風の日も、泣いていた朝も、元気いっぱいの朝も、そういえば毎日コーヒーを飲んでいるなぁ。というのも、ニュージーランドのカフェ文化も関係していると思うのだけれど。自分のライフスタイルの変化もあると今では思う。

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毎朝流し込むようにコーヒーを飲んでいたのは、大学生から、パリッとしたスーツを着た新入社員のころだ。この頃は味よりもカフェインを摂取するころのほうが大切で、いかに社会という荒波に飲まれないかっていうものを重要視していたような。

思い切ったニュージーランドへの移住後、現地のカフェ文化に触れ、コーヒーの美味しさに感動した。少し強めのフラットホワイトが美味しい。今でも、味が分かるかっていったら、プロでもないので、詳しいことは言えないけれど、確実に年々、自分がコーヒーを味わっている感覚はある。

コーヒーを味わうって、一瞬か、はたまたゆっくりか。

私のコーヒー時間は、朝にある。子供たちが目覚める前、静かにお湯を沸かし、プランジャーでコーヒーを作る。朝陽と共に飲むコーヒーで気合は入れない。始まる一日への一呼吸。

移住して、ゆっくり安定した暮らしを作ってきたかと問われれば、まったく違う。何もかも初めてが多く、なんでも挑戦してきた。失敗もたくさんしてきた。子供たちが少し大きくなった今、自分のことも味わう時間ができたようだ。温かくて、程よく苦いコーヒーの香りが鼻を抜ける。美味しさは一瞬駆け抜けて、ゆっくりと脳内に染み渡る。

朝のコーヒーを飲んで一息。今日も子供たちと共に、無事に一日を終えられるように。自分のペースでいられるように、ひと息。

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