第9回おりおりめぐり~5月の行事~
こんにちは!5月も中旬を過ぎました。徐々に気候が暑くなってまいりましたね。今月はタイトルを「5月の行事」というざっくりなものにしてしまいました。というのも、お話したい内容が2つあったからです。今回は「八十八夜」と「端午の節句」の2本立てで参りたいと思います!^^
さて、まずは「八十八夜」から。
前回の投稿でも少し触れましたが、八十八夜とは、毎年5月2日頃 立春から88日目を指します。
この時期は気候が暖かくなり始め、霜がおりなくなってくるので田植えや茶摘みが行われます。新茶がたくさん販売されるのもこの時期です🍵
先日外国人の知り合いから日本茶の違いについて聞かれました。たしかに日本茶にはたくさん種類がありますね。抹茶、煎茶、玉露、番茶、焙じ茶…、わたしもなんとなくで理解していたので改めて違いを調べてみました。
●抹茶・・・茶葉を蒸して乾燥させ、粉末にしたもの
●煎茶・・・生葉を蒸したり炒ったりした、食事の際に飲むことも多い一般的な緑のお茶
●玉露・・・日差しに当たらないようにして栽培された柔らかな若葉を使用しているお茶。日光を遮ることで苦味や渋みが少ない。色は深い緑
●番茶・・・遅れ芽や夏以降に採取した茶葉を使用したもので、普段使いに良いとされる
●焙じ茶・・・煎茶や番茶などを焙煎したもの。独特の香ばしさがある
…だそうです。私自身も調べながらなるほど〜!と思ってしまいました。いろんなお茶を飲み比べしたくなりますね^^
そして、5月といえばやはり「端午の節句(こどもの日)」ですね。5月になると鯉のぼりを目にすることも多いかと思います。
ここで、皆さんはなぜこどもの日に鯉のぼりを飾るかをご存知でしょうか🎏
元々、端午の節句は古代中国の"菖蒲(しょうぶ)"を用いた邪気払いの行事でした。それが平安時代に日本へ伝わり、武士の影響で"勝負"にかけて男の子の祭りとなったそうです。
鯉のぼりを飾るようになった理由は、中国では滝を登った鯉は竜になるといわれ、鯉は出世の象徴でした。それを幟(のぼり)にしようというアイデアが江戸時代に広がったそうです。当時、男児が生まれた際に幟をあげる慣わしがあり、男の子の祭りである端午の節句に欠かせないものになったそうです🎏。
以上、(それぞれの内容はコンパクトですが)2本立てでお送りしました!
そろそろさっぱりした夏菓子が恋しくなってきます。鮎菓子や羊羹、あんみつもいいですね。涼しいお菓子で始まった暑さも楽しんでください🎵