モナックからあなたへ
この夏、我が家にやってきたアゲハチョウの幼虫「モナックさん」から葉っぱのお手紙が届きました。どうしても“あの方”へお伝えしてほしいというので、わたしが代筆することに。それがこのお手紙です。
あなたへ はらぺこあおむしのモナックより
こんにちは。ぼくをおぼえていますか。ぼくはあの時、チョウチョになれなかった“はらぺこあおむし”のモナックです。しゅじゅつ、ぶじに終わってよかったね。しんどいときはゆっくり休んでね。夏のあいだ、あなたは一匹のアゲハチョウの幼虫のぼくをずっと、やさしく見守ってくれたね。まいにち心配してくれてありがとう。チョウチョにはなれなかったけれど、今、ぼくはだいすきなレモンの木の上でみんなに会うしたくをしています。春になったらまた会えるとうれしいな。
モナックより
はらぺこあおむしは鮮やかな緑色。ユーモラスな動きで子ども達を楽しませてくれました。わたしはこの愛らしい姿を記録しようと日々写真に撮りtwitterにupしていました。
そうするうちに一人のフォロワーさんが毎日のようにのぞいてくださるように。その方こそがモナックさんがお手紙を渡したかった“あの方”。子どもとお花が大好き、とっても優しくて愛情豊かなマダムです。
その方が大きな手術をされて療養中と聞きつけたモナックさん。わたしに「ぜひとも励ましたいんだけど」と話しかけてきた…というわけです。
術後はリハビリも始まります。なかなか辛いことも多いはず。わたしにできることはモナックさんの代わりにお手紙を書くことと、大好きだとおっしゃっていたアリアナ・グランデの「Be Alright」を演奏することぐらいです。
その方が大好きなミュージシャン藤井風さんの演奏代わりにはなりませんが、音楽が少しでも体や心の痛みを忘れられるひとときになれば幸いです。モナックさんと一緒に、またここでお目に掛かれるのを待っていますね。
In slow motion
ゆっくりしか動けないし
Can't seem to get where we're going
先の見えない不安はあるの
But the hard times are golden
でもね、辛い時だって輝いている！
Cause they all lead to better days
だって乗り越えた先には、素敵な日々が待っているのだから
We're gonna be alright
私たちなら、きっとだいじょうぶ