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スピノザの診察室 夏川草介

現役医師として命と向き合い続けた著者が到達した、「人の幸せ」とは。

累計340万部突破のベストセラーシリーズ『神様のカルテ』を凌駕する、新たな傑作の誕生!

その医師は、最期に希望の灯りをともす。

 
  面白かったです。
 ネタバレあり。

 遠くの名医よりも、近くのそこそこの医者。
看取りの医療は、大きい病院ではなくてもいいのだ。

 終末医療は、生きることは何か?というような哲学的な問答になる。
いかに生きることは同時に、いかに死ぬことでもある。

 食べに行くところを選ぶように、死に方を選ぶこともできる。

それを医者の立場から描いたお話は、とても暖かいお話だと思いました。

こんな先生に看取っていただいたら、幸せだなぁ・・思いました・

 この本は面白かったです。


 


スピノザ


オランダの哲学者。
ポルトガルからの亡命ユダヤ人の家庭に生まれる。1656年異端を疑われてユダヤ教団を破門され、光学レンズの作製を生業の一つとし、友人たちに囲まれつつ、思索と執筆に専念する。
思惟実体と延長実体は同じ一つの絶対的に無限な神的実体であり、万物はそれを表現する様態であるとする形而上学を展開。匿名で公刊した『神学政治論』、没後刊行された『遺稿集』ともオランダ政府から禁書処分を受けた。

アカデミズムの傍流にありながら、ヨーロッパの哲学・思想史においてつねに重要な位置を占め、独自の魅力を放ち続けている。

 エチカ
エチカ」とは、倫理学という意味です。 しばしば読むのがとても難しい本だといわれます。


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