どうせ死ぬならこんな風に
死にたくて死にたくてどうしようもなくなった
ご無沙汰してました、おもちです。
最近大人しくしていたのですが、おもちはどうにもにっちもさっちもいかなくて、泣いたり蹲ったりする日々が続いていました。
おもちは人に当たり前にできることはできないし、何か秀でたものがあるわけではありません。人類が発展していく上で何にもなれない産業廃棄物のような存在なのでしょう。
それはおもちもわかっていたはずなのに、最近その事実が重たくて、崩れ落ちて、動けなくなる日々がありました。
死にたいという欲求が強くなり、朝は息ができなくなって、胸が苦しくなりました。帰ってきては蹲り、泣きました。
それを誰にも知られぬようになんとか立つのに精一杯で、何かを書いたりする余裕などありませんでした。
何かに沈んでいくような日々に耐えられず、おもちはついに涙が制御できなくなりました。そして推しに救われることになりました。
涙が止まらなくなった
その日、おもちは彼氏と過ごしていました。買い物をして、夕飯を作り、好きな動画を見て、寝転がりながら何気ない話をしていました。
なんでもなかったのに、おもちは突然泣きました。寮に帰らなければいけないという事実に耐えられず、泣きました。
寮にいると嫌でも仕事がちらついて、また泣き暮らす日々に戻るのが恐ろしくなりました。
彼氏の腹に顔を埋めながらポロポロ泣きました。
結局、どうにもならずにその日、彼氏の家に泊まることになりました。
家に戻る前、靴を履きながら、ふと、
「野菜に水やらなきゃ」
その言葉に彼氏はゲラゲラ笑いながら「わたどこちゃんのお世話もしといで」と告げました。私は笑いながら泣きました。
なんとか家に戻って着替えをとって、また戻りました。車の中で彼氏のお母さんと話しながらまた泣きました。どうにもならなくなりました。
戻ったら洗い物を終えていた彼氏が迎えてくれてまた泣きました。それから推しの動画を見たり、ゲームをしながら1時まで遊びました。やっと立ち上がれるようになりました。
どうせ死ぬならやりたいことをしたくなった
次の日、美味しいパンをたくさん食べて、彼氏と出かけることにしました。ぼんやり死にたいと思いながらあつ森をしてから、出かけました。
まず雑貨屋に行きました。よくいく雑貨屋であまり近寄らないアクセサリーコーナーによりました。
おもちは、昔、酷い金属アレルギーで、ネックレスをして息ができなくなって死にかけたことがあります。だからそれ以来、アクセサリーの類をするのが怖くて近寄らなかったのですが、どうせ死ぬなら可愛いものを付けてみようと思って、イヤリングを買ってみることにしました。
三種類のイヤリングを買いました。一つは彼氏に選んでもらいました。すぐに付けてみて、重たくなった耳たぶになんだ嬉しくなりました。
次に釣り具屋さんに行きました。釣りに行きたいとずっと前から約束していたので釣り具を買いにいきました。死にたいと思っているのに釣り具を買うなんておかしいな、と思いながら釣り具を選びました。
安くなった釣り具を買って、仕掛けをつけてもらって、使い方を聞いているうちにぼんやりしていた釣りの予定が輪郭を持ってはっきり見えてきて、少し嬉しくなりました。
どうせ死ぬならやりたいことして死のうと思うようになりました。
神棚を作ることにした
彼氏とサヨナラをして、怖い自宅に帰ってきてから玄関に転がしたままの棚を組み立てました。
収納を増やそうと買った棚を組み立ててからその棚を神棚にすることにしました。
親友たちから「辛くても推しがいれば良かろう」と渡されていた小泉花陽や凛ちゃんのグッズを並べてからびっくりしました。
心が楽になりました。なぜか凄く体が軽くなって心にかかったもやが晴れました。
そういえば、推しに囲まれた生活をずっとしていたのに、この家に来てから、推しが一つもない空間で過ごしていたのです。
小泉花陽の姿を見て、少し泣いて、立ちました。私はまた小泉花陽に救われました。
タペストリーを貼る為に、画鋲を買う。今はこれが私が生きる理由です。
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