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毎日読書ログ【#1】

こんばんは、あんちょびです🐟
クリエイティブなセンスを磨くため、毎日、1つの短編小説、1つのエッセイ、1つの詩を読むようにしています。

そこで読んだ内容について、簡単な感想と一緒にログとして残していきたいと思い、このnoteを書き始めました。

それでは早速!
記念すべき1日目の今日は自分の好きな作品を読み返すことと、好きなテーマのエッセイを読んできました。


【短編小説】ヴィヨンの妻:太宰治

太宰治の作品の中でも有名な作品、「ヴィヨンの妻」。主人公は詩人で酒飲みなどうしようもない夫を持つ妻です。

夫が行きつけの小料理屋からお金を盗んできたことから物語が始まります。
主人公は夫が盗んでしまった借金を返すためにその店で働き始め、そこで様々な経験をしていくうちに、生活や心境など。色々なものが変化していきます。

最初から最後まで「妻」である女性の視点で書かれていて、その言葉遣いから貧しい暮らしをしていても、とても丁寧で上品な女性であることがわかります。
しかし、一歩引いた健気で大人しい女性かと思いきや、小料理屋の女将さんにスラスラと嘘をつく一幕もあり、実はかなり肝が据わっている一面もあります。

どうしようもない夫なのに、なぜこの女性は見捨てることなく健気に尽くし続けているのだろう…と思いながら読んでいたのですが、読めば読むほどその夫の人間らしい弱さの部分が見えてきて、そこが愛おしかったのかな?なんて思いました。

「生きていさえすればいいのよ」という言葉で締めくくる終わり方が、暗さのある物語を明るい方向に導いてくれる感じがあって好きです。

【エッセイ】コーヒーとの長いつきあい:阿刀田高

コーヒーにまつわる思い出が描かれたエッセイ作品です。

女子大出の若い先生とのエピソードから始まり、一番強く心に残っているアイリッシュ・コーヒーの話。そして最後は東京の青山へ。
短いエッセイの中に3つのエピソードが書かれています。

コーヒーが好きなのでこの作品を選んだのですが、「アイリッシュ・コーヒー」は初めて聞きました。
ウィスキーに負けない濃さのコーヒーがアルコールと混ざり合う…どんな味わいなのか、いまいち想像しきれないので、今度どこかで見かけたら飲んでみたいと思います!

【詩】雨ニモマケズ:宮沢賢治

「雨ニモマケズ」は宮沢賢治が闘病中に書いた、有名な詩です。
小学校の時、この詩を暗記するテストがあったので、今でも忘れずに覚えている詩のひとつです。

当時はあまり詩の意味を理解できずにただ覚えていただけだったのですが、大人になった今読み返してみると、自分のことばかりにならず、謙虚で思いやりを持った理想的な人のことを書いているなと感じます。

つい自分中心になってしまう時、最後の一文を思い出したいですね。

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

雨ニモマケズ 宮沢賢治

…と。
こんな感じで作品のあらすじだったり、読んだ感想だったり。
どんなことを書けばいいのかも模索しながら記事を書いていこうと思います。

それではまた!


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