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頼れる力をつける。「受援力(じゅえんりょく)」をUPさせよう!

 最近、「受援力」という言葉を知りました。
みなさんこの言葉、ご存じでしたか?

受援力(じゅえんりょく)とは?

 この言葉は、2010年に内閣府から発行された
「地域で『受援力』を高めるために」というパンフレットの中に登場しました。
このパンフレットは、地震や災害等で被災した、ボランティアを受ける側である地域が、ボランティア活動を知り上手に受け入れるための知恵を広めるために作成されました。
そして、東日本大震災をきっかけに「受援力」という言葉が広がったそうです。

 誰かに頼られて嫌な気持ちになる人はあまりいないと思います。
逆に力になれたこと、頼ってくれたことを嬉しくも思います。
だけど、頼る側からの「頼ってごめんね!」の言葉は、私もよく言いますしまた聞きます。
不思議です。

「受援力」というこの言葉は頼ることをポジティブに、相手に受け入れてもらえる印象に変えてくれているように思います。

娘は頼ることが苦手です

「受援力」=援助を受ける力

 娘は、頼ること、手伝ってもらうことが苦手です。
私も苦手な方だけど、主人や家族、仲のいい職場の同僚や友人には頼ることも多いです。

 娘は困りごとがあっても自分から相談したり、お願いする、頼ることができません。
ぐちぐちぐちぐち、いつまでも文句や泣き言を言います。
くら~~~い表情で、ソファーに座っていることも多いかも?
見かねて声をかけるけれど、
「大丈夫」「いらない」と返事してしまいます。
そう言われると、周囲もそれ以上言えなくなる。

 文句や泣き言を口にできる時はまだましかな?
何も言わずに困り続けて、私が気が付いたときにはかなり難しいことになっている時も少なくない。
気づかず終わっていることも多いかもしれない。
もっと早く言えばいいのに・・・なんて言えば、ぱったり気持ちを閉ざして隠してしまうので、言葉にも気を遣います。

頼らない理由はなんだろう

 なぜ娘は頼らないんだろう。

娘が話していた、いろいろな言葉を思い出すと・・・・。
「なんて言っていいかわからない」
「自分でできると思う」
「自分だけでやるべきだと思う」
「人にめんどくさいと思われたくない」

自閉スペクトラム特有のコミュニケーション能力不足や、先の見通しを立てるのが苦手なこと、問題を先延ばしにすることなどが影響し、相談する能力の不足につながっているのかもしれません。

あとは、我が家の長女として
「自分でできるよね」と、育ててきたことも大きく影響しているだろう、と考えています。

普通ならできないものはできないで頼ってくるのでしょうが、娘は特に言葉をドーーーーーーン!と100%真に受けてしまうところがあります。
幼いときに「自分でやらないといけない」と、そう思い込んでしまったのかもしれません。

そこに、自分の気持ちを表現することの下手さや苦手がある。
「なんでも話してね。」というと、自分の気持ちの何をどう話せばいいのかわからなくみたいで、たちまち困ってしまう。
さらに、娘は相手の言葉の受け取り方が独特なので、これまでの頼ったことやお願いしたことが、いい体験として残っていないのかもしれません。

まずは家族から

もともとこの力は誰もが持っているけど、大人になるにつれて素直に出せなかったり、弱くなるのかもしれない。

きっと「受援力」は娘にとって、必要で大切な力。
大きく広げなくていい。
初めは家族から。
それができれば、娘がほんの少し生きやすくなるかもしれない。

そして、娘が「頼っていい」とポジティブにとらえられるように、安心できるように。
anchanは頼ってくれて嬉しいんだよ!が伝わるように。
がんばってみようと思います。


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anchan
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