はじめてのこうほう~新人広報奮闘記~
ドーレミッファーソーラシードー♪とテレビから聞こえてきそうなサムネを作ってしまいました。クアンド広報の安部です。ふと気づいたらあと2日で2021年が終わろうとしていますが、今年は3月ごろにバックオフィス担当から広報担当になり、そこから新しいことだらけの濃い濃い一年間を過ごしてきました。
振り返る間もなく仕事納めをしてしまったものの(本当は納まっていない)、これは振り返っておかないとまずいのではないかと急に焦ったので、急いで筆を(とる前にサムネから作りました)とりました。これからプロダクトをリリースするスタートアップや広報をやってみたい人には少しでも参考になればいいなと思っています。
ところでクアンドって何の会社なん?という方はこちらをご覧ください。現場で働く人向けのコラボレーションプラットフォーム「SynQ(シンク)」を開発している福岡のスタートアップです。
はじめての資金調達
クアンドは2021年夏に初めてのエクイティファイナンスを実施しました。着金予定日≒資金調達のプレスリリース公開日に向けて、まずプレスリリースの原稿を書いてはメンバーとともに推敲することを続けながら、投資家の皆様(今回は6のVCおよび個人投資家の方々からの調達でした)からコメントをもらい、同時公開するコンテンツをいくつも準備しました。
今回の資金調達に関するコンテンツを届けたいのは、「近い将来クアンドにジョインする可能性のある人」だったので、スタートアップ・エンジニア界隈で目立つこと、そしてクアンドとSynQ(シンク)のビジョンを理解してもらい、採用につなげることを考えながら準備をしました。
中でも記憶に残っているのはお客様である三谷産業株式会社との対談記事です。「建物はコミュニケーションでできている」という、「SynQ(シンク)」のコンセプトを的確に言い表した言葉をお客様の口から聞くことができて、プロダクトのビジョンは間違っていない、そしてお客様の言葉をしっかり聞くことが何より大事だと思ったインタビューでした。
他にもいろいろな資金調達関連のコンテンツがあるのでのぞいてみてください。
はじめてのイベント開催
資金調達後、採用に力を入れるためにオンラインイベントを始めました。採用がひと段落するまで4か月続けたのがMeetupです。スピーカーはCEOとPM/エンジニアを中心に、毎回参加者2~3名に対してざっくばらんにクアンドのことを知ってもらう会として隔週で開催しました。
最初は私の進行がめちゃくちゃ硬くなってしまい、なかなか良い雰囲気を作るのに苦戦しましたが、Webミーティング時の背景を親しみやすくしたり、出席者の情報から話題の設定やアイスブレイクするなどの工夫をしました。Meetupから入ってきてくれたインターン生やパートナーの方々が現在も活躍してくださっており、開発スピードが格段に上がりました。
また、クアンドが拠点を置いている沖縄コザでもエンジニアコミュニティを作っていこうと、沖縄でのイベントも2本企画しました。エンジニア向け勉強会と、コザのTech事情にまつわる豪華対談イベントです。Startup Lab Lagoonやアドバイザーの常盤木龍治さん全面協力のもと、無事開催することができました。次回はぜひオフラインで、クアンドメンバーも全員沖縄会場から参加する形で開催できればいいなと思っています。
はじめてのWebマーケ
これまで前職を含めてもマーケティング領域のことは全く経験がなかったのですが、Webマーケも担当することになりました。社内にもノウハウがほとんどないところから、見よう見まねで検索広告をスタート。途中から外部のパートナーさんにアドバイスいただけるようになって、検索広告以外にもFacebook広告やディスプレイ広告も出すようになりました。
もともときちんと全容を把握してから進めたいスローで完璧主義の私が他の広報の仕事もやりながらWebマーケを担当するのはとてもプレッシャーでした。なんといってもWebマーケの世界はとても深いし、変化もものすごい速度です。ですがパートナーさんの力を借りながら、ペルソナ像と目的とを見失わずにスピード感を持ったトライアンドエラーを繰り返していきたいと思っています!
はじめての展示会
2021年は東京ビックサイトの大型展示会に2回、小さなものも合わせると計4回出展しました。展示会のノウハウもこれまた0だったので、行政のブースの一部に出してもらえるような機会で経験を積みつつ、大きな展示会経験のある岡野バルブ製造株式会社のデザインチームにも協力をいただきながら、ブースのデザインやアイテムの準備を進めました。
最終的にはこの形に。利用事例を4パターン示したターポリンは、ブースを訪れてくれた人に簡単に説明するときに役立ちました。A型看板は大きすぎて配送にかなりお金と労力がかかるので、ロールアップ式のバナーにすべきだったかな…というのが反省点です。両面を活かせるブース位置の場合は今後も活用していきたいと思います!
そして何より好評だったのがこのノベルティ。スマホがタッチできる軍手です。現場の方々に軍手をはめたまま、SynQ Remote(シンクリモート)も活用してもらおうというところから、少し高級ではありますがこのノベルティにしました。デザインの可愛さに、たくさんの方々が喜んでくださいました。持って帰った社内や家庭でもう一度話題になっていればうれしいです。
周りの競合ブースは業者が設営した目を引くデザインも多く、常時10名くらいのスタッフに加え、綺麗なコンパニオンのお姉さんやら、目を引くドローンやらがあり、手作りブースの私たちは正直焦りました。それでも女性メンバー3人だけで設営業者、営業、コンパニオン(笑)、配送業者全てこなし、デモを200回近く行いました。スニーカーでも一日立ちっぱなし、しゃべりっぱなしは本当に疲れて、毎日無言でホテルに帰る日々でしたが、実際に目に見える形でリードを獲得するよい経験になりました。この予算の少ない手作りブースも笑い話になるくらい、大きくてかっこいいブースが近い将来出せるといいなと思います。
はじめての動画撮影
行政によるアクセラレーションプログラムなどのサポートの一環で、SynQ(シンク)のコンセプトムービーを撮影していただく機会に恵まれました。制作会社さんにアイデアをもらいながら、コンテを作成し、役者をそろえ、小道具をそろえ、ADからプロデューサーまで経験した気分になりました。
複数の撮影現場で、複数の役者によって多くのシーンを撮影したため、朝から日没後までの長丁場となり、テレビや映画などの映像の現場はこれほど時間がかかるものなのかと、驚愕と尊敬の念をいだきました。場所を借りて撮影する場合、正確なスケジュールが組めるよう撮影前に入念なロケハンをしておくことをおススメします。
撮影のシチュエーションを考えるにしても、本当のお客様の利用シーンがしっかりイメージできていなければなりません。ここでもやはりお客様の理解が何より大事だなと痛感しました。
120%出す年
2021年の年頭に、CEOの下岡が「今年はみんなそれぞれが120%を出してもらう年になると思う」と言っていました。本当にその通りで、エンジニアも、CSチームも、じゃない方の人も(クアンドにはSynQ以外にもプロジェクトがあります)それぞれが現状に満足せずにもう一歩踏み出し続けた1年だったと思います。
120%出し続けるのは体力的にも精神的にも容易いことではないですが、クアンドにいるとこうやって常に新しいことが起き、それを自分事として取り組む経験ができます。「この仲間といれば、今は見えない新しい景色が見えるから、もうちょっと頑張ろう」そう思ってクアンドに関わり始めて早4年。これからどんな景色が見られるでしょうか。
こちらは忘年会で祝ったSynQ Remote(シンクリモート)リリース1周年&誕生日近いメンバー。続々と強力な仲間やパートナーさんが増えているクアンドのこれからにご注目ください!
一応サプライズだったので、準備メンバーでどうやってろうそく立てる?誰が電気消す係?(結果CFOに消させることに…)誰が歌い始める?誰がケーキ持っていく??とワチャワチャしているときが一番楽しかったです。みなさま穏やかな新年をお迎えください!
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