描画【歌詞】
満たされない町の片隅の
見飽きた公園の近くで
始めてみつけた古いカフェテリア
カランコロンと扉開けたとき
この瞳にとび込んだ油絵
鼻腔を刺激する香りが苦い
僕は立ちつくしたまま
封じ込められた温度を感じた
四角い縁にとらわれたまま
動くことなくこちらを見つめて
「私と同じようなものね」と
含み笑いを浮かべてる猫画(びょうが)
孵化されない夢は味がして
味蕾の同じとこを突付く
言葉はいつの間にやらの「いつか」
僕は席に腰を掛け
甘くないコーヒーを
一つ頼んだ
遮るものに抗いながら
少しずつだけ歩幅を進めて
立派な年になった身体を
同じ表情(かたち)でタカ笑う描画
僕は煮えたぎるモノを
湯気の立つコーヒーで
冷ました
四角い縁にとらわれたまま
動くことなくこちらを見つめて
「私と同じようなものね」と
含み笑いを浮かべてる猫画(びょうが)
遮るものに抗いながら
少しずつだけ歩幅を進めて
短くなった希望に縋る
僕を見つめてタカ笑う
同じ表情(かたち)を浮かべてる描画
作詞 安駄鐘彦
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