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リアルを超えてくるアナクロ?
YouTubeで、最近作られた「昭和風」なフェイク映像をときどき観るのですが、こういうのを「アナクロ映像」というらしいです。どうやら、アナクロニズム=時代錯誤からきてるみたい。
今、私のイチオシは「映像制作集団フィルムエストTV」です。メンバーのお1人が、大手テレビ局系列の制作プロダクションの社員の方らしく(ウィキペディア情報)、1980~90年代頃のテイストを忠実に再現するクオリティの高さが、とても気に入ってます。
あと、映像にもよりますが、再現した時代に使われていたであろうナレーションや、大阪弁による取材のやりとりの言い回しまで(今の大阪人はこんな喋り方せえへんけど)、めっちゃリアルすぎて、思わずひとりで笑っちゃうほど。
それ以上にスゴイのは、このノリに色んな方々がコラボしていること!👀
たとえば、MBS(毎日放送:大阪のテレビ局)の実在するアナウンサーが、『MBSニュースライン』という架空の番組(スポンサーのロゴまで入ってる!)でフェイクニュースを報じる映像。タイトル内容は「タピオカ抜き注文殺到問題」。
【客とタピオカミルクティー店員の録音音声】
客:「タピオカ抜いてもうてよろしいですか?」
店員:「それ ちょっと できませんねん」
客:「なんで できませんのん」
店員:「タピオカ抜いたら ただの・・・」
客:「それでいいンです、私は」
店員:「ホンマに抜いてよろしいんですか? 金額は安なりませんけどよろしいですか?」
客:「タピオカ代 抜いてもらわな 困りますヮ」
店員:「すんません うちはタピオカ込みの料金で頂いてますねん」
客:「タピオカ入ってぁらへんのに」
こんな調子で、丁々発止の会話が延々と続きます。
スタジオの福島アナはもちろんですが、中継現場で傘を差しながらレポートする秋山記者の、あまりに自然な演技にも脱帽。ガチのテレビ局の記者さんよりも流暢な喋りです!💦
もしかして、レポーターが本職ちゃうの?
たぶん、台本があるんだろうけど、コントっぽくないのがスゴイ!!時々、生中継ならではのプチトラブルも挟みつつ・・・
ホント、芸が細かいなー。
ちなみにこの動画、俳優の石井正則さんがVoicyで絶賛されていました。
何本か観てるうちに、『これはウソかぁ?いや、ホンマかなぁ?』と考えながら、映像に必ず入ってる「矛盾点」を探すのが、だんだん病みつきになってきます。
すると、たまたま昭和風のビジネスインクジェット複合機のCMを発見。えっ、映像の最後にブラザーのロゴまで出てるよ?!
『ここまでやったら、さすがにまずいっしょ?』
動画のアカウント名をみると、
【ブラザー公式】ブラザー ビジネスインクジェット コマーシャルフィルム
と書いてある?? さらに動画下のコメントを読むと・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1686146900205-KfPWgQ3fQe.png?width=1200)
マジでブラザーさんのCM作ってるやんかー!?
ブラザーさんの寛容な社風に、改めて驚きました。と同時に、リアルを超えるフェイクを極めるフィルムエストTVさん、恐るべし。😱
関西ローカルの情報番組『リアルナイトかんさい』(もちろん架空です)の、ハプニングNG集のワンシーンっぽい動画もあるし。
これまた厄介(?)なことに、動画を視聴した人のコメントが、まるで当時を懐かしそうにふり返るような書きぶりで・・・(「当時、リアルタイムでみてました!」みたいな)
アタマが混乱するほどリアル、いやもはや
『もうワテも わけが判らんのですヮー!』
と、脳みそが絶叫しております!🤯