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[解剖学編 Vol.8] 肩甲骨内転と外転:動きをサポートする筋肉たち
こんにちは!コンさん@施術に役立つ解剖学の近藤優也です。
肩甲骨の内転(背中側に引き寄せる動き)と外転(外側に広げる動き)は、肩甲骨周辺の筋肉が連動して働くことでスムーズに行われます。この動きの改善は、肩や首の痛みの予防だけでなく、スポーツパフォーマンス向上にも大きく役立ちます。この記事では、肩甲骨内転と外転をサポートする筋肉と、具体的なケア方法を解説します!
この記事で分かること
肩甲骨内転と外転に関わる主要な筋肉
肩甲骨の動きが制限される原因
肩甲骨の動きをスムーズにする施術とセルフケア
新人セラピストの方はもちろん、セルフケアを学びたい方にも役立つ内容です!
1. 肩甲骨内転と外転に関わる筋肉とは?基礎解剖学を解説
肩甲骨内転に関わる筋肉
菱形筋:肩甲骨を内側に引き寄せ、安定性をサポート。
僧帽筋中部繊維:肩甲骨を内側に引く主役の筋肉。
肩甲骨外転に関わる筋肉
前鋸筋:肩甲骨を外側に引き、胸郭に固定する。
僧帽筋上部繊維:肩甲骨の動きを補助する。
これらの筋肉が協調して働くことで、肩甲骨の動きがスムーズになります。
2. 肩甲骨の動きが制限される原因
肩甲骨内転と外転の動きが制限される主な原因は次の通りです:
長時間のデスクワークやスマホ操作
→ 肩甲骨が前方に引っ張られ、外転の状態で固定される。筋力のアンバランス
→ 菱形筋や僧帽筋中部繊維が弱化し、肩甲骨が安定しない。姿勢不良
→ 猫背や巻き肩で筋肉の機能が低下する。ストレスや呼吸の浅さ
→ 肋骨と肩甲骨の連携が悪化する。
3. 肩甲骨の動きを改善する施術とセルフケア方法
① リリースマッサージ
内転と外転に関わる筋肉をリリースすることで、肩甲骨の柔軟性が向上します:
クライアントをうつ伏せにし、肩甲骨内側(菱形筋、僧帽筋中部)を触診。
指圧を使い、筋繊維に沿ってリリースする。
外側(前鋸筋)も軽く圧をかけて緩める。
② ストレッチ
筋肉の柔軟性を高め、肩甲骨の動きを改善するストレッチ方法:
菱形筋ストレッチ:両手を前方に伸ばし、背中を丸めるように肩甲骨を外側に広げる。
前鋸筋ストレッチ:壁に手をつき、胸を開くようにして肩甲骨を内側に寄せる。
③ 筋力トレーニング
筋力を高めることで、肩甲骨の動きがスムーズになります:
リバースフライ:軽いダンベルを使い、肩甲骨を内転させる動作を行う。
ウォールプッシュアップ:壁を使い、肩甲骨を外転させる動きを意識する。
4. 肩甲骨ケアで得られる効果
肩甲骨の動きを改善することで、次のような効果が期待できます:
肩や首の痛みが軽減する。
姿勢が改善され、猫背や巻き肩が解消される。
肩甲骨の可動域が向上し、日常動作が楽になる。
スポーツパフォーマンスが向上し、力強い動きが可能になる。
5. まとめ: 次回は筋膜の役割と全身の連動性について!
今回は、肩甲骨内転と外転をサポートする筋肉とケア方法について解説しました。
今回のキーワード:
肩甲骨 内転
肩甲骨 外転
肩甲骨 ケア
セラピスト向け施術テクニック
次回は[解剖学編 Vol.9] 筋膜の役割と全身の連動性についてをお届けします!
筋膜が全身の動きにどのような影響を与えるか、そして施術に活かすポイントを詳しく解説します。
質問やリクエストがあれば、ぜひコメントで教えてください!一緒に学び、施術力を高めていきましょう!