今日のプチ解剖:大腿三角の上辺を成すのはどれ?
こんにちは。かずひろ先生です。
今日も解剖学のプチ勉強をしていきましょう。
<あマ指-1995-36>
問題10-168 大腿三角の上辺を成すのはどれか。
1.鼡径靭帯
2.長内転筋
3.腸骨筋
4.縫工筋
さて、こちらはどうでしょう。
【答え】
1.鼡径靭帯
1.鼡径靭帯(大腿三角の上辺)
2.長内転筋(大腿三角の内側辺)
3.腸骨筋
4.縫工筋(大腿三角の外側辺)
大腿三角のゴロ
三角なのに長方形(長内転筋・縫工筋・鼠径靭帯)
この問題では「上辺はどれか?」ですが、3辺が何でできているかがしっかりわかれば自然にわかると思います。
鼠径靭帯のほぼ中央が血管裂孔の大腿動脈拍動部です。血管裂孔の場所がわかれば、筋裂孔の場所もわかるので、腸腰筋を効果的にリリースすることもできるようになります。
また、筋裂孔を通過した腸腰筋の深層には大腿骨頭が存在します。大伏在静脈が大腿静脈に注ぐ伏在裂孔も大腿三角にあります。
■ まとめ
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漫画やイラストを描く方々が、よりリアルに活き活きと人物を描くために解剖学を勉強します。
さまざまなポーズの中で、実際に筋肉はどのように走行しているか。とても楽しく学ぶ事が出来ます。
解剖学の筋骨の勉強が苦痛すぎる。
そんな方に、ぜひ一度手に取ってみてもらいたい本。
私の知識やスキルなどが、どこかの誰かのお役に立てることはとても嬉しいことです。ありがとうございます。