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2人にプロポーズされた時の対応を、私はまだ習っていない。[前編]
起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。
先週は本当に忙しかった。
9月に立ち上げた新事業「 BOOKO(ボッコ)-世界にたった一つの、あなたが主役の本を書きます。- 」を、早くも拡大。
通常のプランに加えて、終活を考えている60代~のお客様へ向けた「 人生のエンドロールプラン 」を新たにローンチし、販売代理店となってくださったお会社さんへご挨拶に。
息つく間もなく週末になれば、人生初のトークライブを開催。
トークテーマを “性被害” と “性的同意” に絞って、1時間お話しした。
けれども、忙しかったのはお仕事だけではなかった。
私は先週、2人の男性にプロポーズをされた。
私とトモくん(38歳・住宅設備関係勤務)は、知り合ってもう2年になる。
トモくんの間には “色々” ある。主に彼の一方的な恋心で。
今年の1月、母が亡くなった時 ——— 最も近くで支えてくれていたのはトモくんだった。
余命を宣告された日も、息を引き取った夜も、お葬式も納骨式も、トモくんは付き添ってくれていた。
それでも、私たちの間に明確な男女の関係はなかった。
トモくんは私のことを想ってくれていて、何度か気持ちも伝えられている。
ただ、私はそれに応えることができないと、何度もお断りをしていた。
先週のどこか、私とトモくんはもつ鍋を一緒に食べていた。
お座敷スタイルの大衆的な個人商店。客入りもまばらな落ち着いた店内で、食べて、呑んでいると、感じるはさながら “実家感” 。
はたまたどこかの旅館のようで、幸せで、穏やかな気持ちを味わっていた。
熱々の徳利からお互いに酒を注ぎ合う。
並々のおちょこに口を付ければ、強いアルコールの匂いが鼻を抜けた。
「 くぅー……うまっ 」
『 冬だねぇ 』
「 ね。ていうか、ここ、ほんま居心地よすぎて寝てしまいそう 」
『 いや、分かる。旅館感あるよね 』
「 そうそう!こっちにお布団敷いてあって、今ここが広縁でさ、こっち向いたら海とか広がっててぇ ——— うわぁー、熱海とか行きたいっ 」
『 うわっ、めっっっちゃ分かる!僕も今それ思ってた!! 』
そんな他愛のない会話も交えながら、私は近頃の悩みをこぼした。
「 私、いま、めっちゃ苦しいんよね 」
「 数時間単位で、“よしっ頑張って生きるぞ” と “え、どうやって生きるの?” を行き来してる 」
母の死以来、当たり前に私の生活は一変した。
以前は実家で二人暮らし。必要最低限かかるお金は母が賄ってくれていたし、料理も掃除も洗濯も、私は一切関与していなかった。
控え目に言って “温室” だった、ぬっくぬくの。
そのうえ、私にとって母は “一番の親友” のようなところがあった。
お仕事で悩んでも、恋愛が上手く行かなくても、家に帰れば母が居て、その手で抱き締められれば、どんなに欠けた心だって瞬く間に満たされた。
——— 2024年が明けて程なくして、私はそのすべてを一気に失った。
何をしていたか記憶が殆ど無い1月~3月頃、
“死なない” に徹して心の療養に努めた4月~8月、
“どうやって生きるか” に舵を切り始めた9月~現在、
今年一年、私は世界中の誰よりも「 死ぬということ 」や「 生きること 」、そして「 人生とは何か 」に向かい合っていたと思う。
“死なない” から、“どうやって生きるか” へ舵を切れたことは、派手ではないけれどとても大きな一歩だった。
それでも昨日も、今日も、きっと明日も。
失ったものをすべて取り戻すには、高い、高い壁を感じている。
生きる為にお金を稼ぐこと、お仕事と家事の両立、心の拠り所は再び見つけられるのか、好きなことにどう向き合っていくのか。
息継ぎが下手な私は、窒息寸前になってようやく、自分がいま苦しんでいるんだと自覚する。
こんなことを話せるのはトモくんしかいない。
性別と一回り以上の年齢差、立場の違いと、友達以上の居心地の良さが故に、他の友人とは一線を画している。
私にとってトモくんが特別な存在であることは、紛れもない事実だった。
そして、その日の帰り、トモくんは思わぬことを口にした。
( 後編へ続く )
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— 橋本なずな|書籍「10歳で私は穢された」発売中📖 (@nazunahashimoto) August 24, 2024
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