ぐしょぐしょに濡れた、心が。
起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。
近頃は、大好きな「 書くこと 」さえもできないほどに病んでいたのですが、少しずつ元気を取り戻して来たので。
最近の彼とのことについて、今日は書きたいと思います。
2、3週間ほど前でしょうか。私たち、すっっっごく喧嘩していました。
その理由はお互いの “愛着スタイル” の違いであると後に知ります。
私は言葉の愛情表現を求めて、常にパートナーと一緒に居ても苦に感じないタイプ。
彼は言葉の愛情表現は淡泊だけれど、「 ちゃんと伝えて欲しい 」と言えば応えようとはしてくれるし、同じく常に一緒に居ても苦じゃない人であると思っていました。
何故なら、交際を始めて2ヵ月、殆ど私の家に同棲状態だったから。
風向きが変わったのは、気付かぬ間に彼が 限界に達した からでした。
彼は、これまでの交際関係は1、2ヶ月経つと自分から別れを告げてしまい、長く続かないことが多かったと言っていました。
例に漏れず、私に対しても別れを提示して来ました。
『 俺は、別れた方が良いのかなって思う 』
「 どうして? 」
『 俺がなずなを傷付けてしまって、解離させてしまったりするし。なずなを幸せにできる自信が無いから 』
「 私は、誰かに幸せにして欲しいとか思ってないよ 」
そんな話から始まった別れ話。
しかし結論は、むしろ未来がある内容でした。
彼は、愛着障害でした。
親密な信頼関係や、それに伴う持続的な責任から逃れようとする。
本音を明かさず、最初は相手に迎合するが、いつしかそれが負担となり限界に達すると、関係を切ったり距離を置いたりしてしまう。
「 回避型 」の愛着障害でした。
『 俺、会うのは週一くらいが良い 』
「 しゅっ…しゅういち⁉ え? この2ヵ月つらくなかったの⁉ 」
『 うーん・・・ホンマは一人の時間が欲しかった 』
こんな感じで、後から本音がぽつりぽつりと出てくるんです。
私は疑うこともせず、彼は自然体で居てくれていると思っていたので、これはショックでした。
それならそうと早く言ってよ、この2ヶ月 私は何を見せられていたの、という怒りと、我慢を強いてしまっていたのかという罪悪感に苛まれました。
その挙げ句、(私からすると) 勝手に限界に達して別れたいなんて、あまりに理不尽過ぎる。
会う頻度を少なくするも良し、一人の時間を作るも良し。
まだまだできることがあるのに、試してもいないのに、本音で向き合うことすらしていないのに。
別れることは簡単だけれど、育み始めた小さな芽を私はまだ摘みたくない。
それに、彼の姿は、少し前の私を見ているようだった。
自分が愛着障害であるということを知った、最初の苦しみを抱えていて。
そんな彼を前に「 んじゃ、面倒だから別れますか! 」なんて、口が裂けても言えなかった。
見て見ぬフリができなかった。
同じく愛着障害を抱える私だからこそ、彼を愛してあげられると思った。
それから数週間、私は毎日、回避型愛着障害の勉強をしています。
本を読んで、ノートにまとめて・・・。
そうしていると彼の不器用な心中が、言葉に起こせない苦しみが、少しずつ理解できるようになってきました。
なぜ、本心を明かせないのか。
なぜ、一定の期間が経つと離れようとするのか。
彼に抱いていた数々の “なぜ” が解きほどかれていきました。
そうは言っても、実は私も愛着障害持ちで。
私は不安型愛着障害です。
過去のnoteで少しだけ、私の愛着障害について書いています。
回避型と不安型は正反対のベクトルですから、彼と私が分かり合うのに時間を要したり、時には衝突するのも納得です。
私は、常に強い愛情表現を求めています。
愛されることに自信が無くて、人が離れて行くんじゃないか、見捨てられるんじゃないかという不安を強烈に抱えているから。
互いの愛着スタイルの理解と、付き合い方の試行錯誤をしている最近。
昨夜は彼と、一緒に夜を過ごしていました。
数日ぶりのセックス。
ちょうど昼間に「 言葉の愛情表現がもっと欲しい 」と伝えていたから、彼は行為中にたくさんの言葉をかけてくれました。
『 大好きだよ 』『 可愛い 』『 愛してるよ 』って、頬を撫でたり、首筋にキスをしたりして。
十分に楽しんで、お互い満足して終わった後のこと。
「 わぁ・・・っ 」
突然、意に反して大粒の涙が溢れました。
『 えっ、なずな、どうしたん?! 何か嫌やった⁇ 』
私自身も一瞬は戸惑ったけれど、その後すぐに分かりました。
「 違う、・・・・・濡れてる 」
「 心が、濡れてる。心が感じてる。いっぱい言葉かけてくれたから 」
「 心がぐしょぐしょに濡れてる 」
『 あ。・・・ははっ、そっかそっか 』
彼は朗らかな表情で、私をぎゅーっと抱き締めました。
ただでさえ他人と分り合うなんて難しいのに、正反対の愛着スタイルを持つ私たちの恋愛は、かなりの難易度なのかもしれません。
それでも、私は彼が好き。
彼を理解して、末永く彼を愛したいと思っている。
だって、大人になればなるほどに、自分の “愛したい” と相手の “愛したい” がピタリと合うことなんてどんどんと難しくなる。
年齢や環境、条件なんかが純粋な気持ちを阻んで、学生時代はよく目にした「 両想い 」なんて現象が簡単でなくなる。
けれど今、私と彼は両想い。
私はそれを、ちゃんと育てていく。
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