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キャプテンになるのは簡単か

さっきまで飛んでてホテルのベッドでこれを書いている。

今日、一緒に飛んだのは若いキャプテンで、多分26歳くらいだと思う。私が飛行学校の学生のときに一学年下で入ってきて、卒業後はインストラクターにならずにアフリカかどっかでキャラバン(セスナ社の単発タービン機)とか色々やって、早めに今のエアラインに採用されたという。(1) 

日本人の感覚からいうと、26歳のキャプテン(もと後輩!)なんて信じられないかもしれない。確かに、ニュージーランドでも早いほうだ。ただし、日本とはそもそも考え方というか、求められているものの優先順位が違うので、これはこれで、うまくいってる。それぞれがチームの一員として、それぞれの立場で職責を果たすだけで、そこに他意はない。たまーに、それを履き違えている精神的に未熟なやつもいるが、ごく少数だ。

で、今日、そいつが言ったのだった。

「キャプテンになるって言っても、『激ムズ!!』ってことはないよ」と。

んなことあるかい、と思ったが、すぐに、ああ、そうだよな、と思った。いつもこういうカルチャーギャップがあるんだったと思いなおしたのだ。確かに、彼らにはそうだろう。

「すべてのことを知ってる、スーパー人間にやるわけじゃないし、そんなの不可能だ。それよりもどこに答えがあるのか、知っているということのほうが大事だ。だいたい、わからなかったら聞けばいいじゃん!」と。

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