ニュージーランドのパイロット像
一年半前にエアラインパイロットとして採用されてからしばらくは、会社のユニフォームを着られることがもう嬉しくて、毎度の仕事の日には帽子を目深にかぶり、手を触れたら切れそうなほどの折り目を付けた制服を着ていったものだ。
黒いスーツケースの上に黒いバッグを乗せ、制服と帽子を着用して、空港を背筋を伸ばして歩いていると、子供はもとより大人でも結構「あ、パイロットだ」と顔に書いてあったりする。他でもない、私がそんな大人だった。パイロット一年生の当時の私が書いたこの記事を見ても、ウッキウ