第7章神の国の贈り物 V癒しと心の不変性
神に属するものが、あらゆる時とあらゆる者たちのためにあるのではないということが、あり得るだろうか。愛はいかなる例外を設けることもできない。恐れがある場合にのみ、例外という考えに意味があるように見える。(奇跡講座 第7章 Ⅴ, 5, 6-8)
理解とは一貫性を意味する。神は一貫性を意味するからである。それは神の意味であるから、あなたの意味でもある。あなたの意味が神の意味と調和しないことはあり得ない。なぜなら、あなたの意味のすべてにして唯一の意味が神から生じており、神の意味と同質のものだからである。神が神ご自身と不調和であるはずはなく、あなたが神と不調和であるはずもない。あなたは自分の自己を自分の創造主から分離させることはできない。創造主はご自身の実存をあなたと分かち合うことによって、あなたを創造した。
(奇跡講座 第7章 Ⅴ, 6, 11-16)
兄弟が彼自身の心を変えることはできなかったはずだと理解することによって、あなたは彼の中に不変の心を認識している。それが、あなたが彼の中に聖霊を知覚する方法である。彼の中にいる聖霊だけが、自らの心を決して変えることのない存在である。彼自身は、心を変えられると考えることはある。そうでなければ、彼は自分が病気だとは知覚しないはずである。したがって彼は自分の自己が何であるかを知らない。あなたが彼の中に不変なるものだけを見るなら、あなたは、彼のために彼の心について、あなた自身の心をかえることにより、彼の自我が彼の中に作り出したと思っている変化を、彼自身が取り消すのを助けるのである。
(奇跡講座 第7章 Ⅴ, 8, 2-8)
あなたは父を忘れることはできない。なぜなら、私があなたと共に居り、私は父を忘れられないからである。私を忘れることは、あなた自身を忘れることであり、あなたを創造した父を忘れることである。わたしたちの兄弟は忘れがちである。だからこそ、彼らに必要なのは、あなたが私のことや私を創造した父のことを思い出すことなのである。これを思い出すことによって、あなたは彼ら自身についての彼らの心を変えることができる。それは、私があなたの心を変えることができたのと同じである。あなたの心は実に強力な光であるから、あなたが彼らの心を覗き込めばそれらを光で満たせるほどである。それは、私があなたの心を光で満たせるのを同じである。
(奇跡講座 第7章 Ⅴ, 10, 1-6)