唄は語り継がれる
いやまぁ唄の話題はほぼほぼ関係ないんだけど、
染色体と遺伝子とDNAの違いって、どの程度理解してます?
実に、コレの違いが理解されなくて毎度、定期試験の答案を見るたびに殊更頭を抱えているのですが。
いえですね、例えば、スポーツカーのCMで、走りのDNAとか、そういう使い方してません?もうそれ自体激しい誤用なので、勘弁して欲しいのですね。
コレをお読み下さる方なら、既にご理解の事でしょうが、遺伝子は、遺伝情報そのもので有り、実態は4種の符号により表されている数値で有り実体は存在しません。コレがどのように子に相続されるかという理論を検証したのがご存知メンデルですね。(メンデルの実験と成果についてはイロイロ有るようですがここでは割愛します)
染色体という物体はメンデルのの仕事より以前に発見されていたが、遺伝情報つまり遺伝子が染色体中に収納されていると提唱されたのは、染色体の発見から60年、メンデルの実験から37年も後の話。
DNA、つまりデオキシリボ核酸という物質自身も、これら、染色体の発見や、メンデルの実験とほぼ同時期、19世紀中期であるが、DNAの分子構造が遺伝情報になっている、詰まりDNAに遺伝子が記録されていると提唱されるのは、更に20世紀中期まで待たねばならない。
つまり何が言いたいかって言うと、コレらは別物なのです。問題なのはその関係が曖昧模糊に伝わっている事になります。じゃぁこの関係、どうやったら伝わるのか。と。ここが腐心するポイントですね。
勘の良い子なら、遺伝子は情報で実態を持たない。DNAという物質の分子構造で遺伝子は記述される。染色体を構成する主な物質はDNAである。で理解出来るのですが・・・物質と物体の違い。そもそも情報とは何か。と、そこから理解していない多くの子供には荷が重いようです。
では、この3つの構成要素を持つ、そして子供にとっても身近な存在で例えるのが良いかなぁ。と。
じゃ唄はどうだろうかと。思った訳で。
唄は、要は意味を持たせた音の集合ですね。で、このCDに収録されています。CDの中にどう収録されているのか、表面をよく見ると銀色の層の表面に無数の凹凸がありますね。
唄は遺伝子、CDは染色体、銀色の層がDNAに相当しますね。と。
ならいけるだろ〜!と、意気揚々と臨んだのは良いのですが、
・・・そもそも今のお子様達はCDすら知らね〜!という現実にぶち当たり、挫折orz・・・
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