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「お姉ちゃんなんだから」は絶対言わない子育て

私には娘がふたりいます。
ふたりの年齢差は9歳、かなり離れています。

9歳差の子育ては、メリットデメリット両方ありました。


【メリット】
・「ひとりっ子を2回育てている」感覚
→9年離れると、何でも「もう一度最初から」という感じ
 夜泣きも、離乳食も、発熱も、入園入学も・・・
 2回目は体力がなくなっている辛さはあったものの
 経験値でカバー、心の余裕も持てました。
・ふたり同時に、が少ない
→次女が生まれた時には9歳だった長女、
 自分のことは自分でできる年齢になっていました。
 食事や着替え、お風呂など、次女だけに専念できました。
・長女が手伝ってくれる
→私が忙しい時など、妹の面倒を見てくれたので
 とてもとても助かりました。
【デメリット】
・学校関連
→全くかぶらなかったことがかえって面倒なこともありました。
 例えば、長女の中学ではPTA本部役員になってしまい
 活動時間がかぶると幼稚園児の次女を連れて行ったり
 お迎え時間に重なってしまい、途中で抜けさせてもらったことも。
 入学式(高校と小学校)がかぶった年は、なんと午前と午後で同日開催!
 小学校が終わると急いで帰宅、来てくれた実家の母に次女を託し
 高校まで走ったこともありました。
・部活や習い事送迎
→長女の部活遠征や習い事で送迎が必要な時がありました。
 特に保護者が交代で車を出さなければならない場合、
 うちは次女のチャイルドシートがあるため、乗る人数が限られてしまい
 ご迷惑をおかけしたことが多々ありました。


とはいえ、基本的には「ふたりの娘を育てる子育て」
歳の差がいくつであっても、それは変わりません。

次女が生まれた時に、私は自分に誓ったことがありました。
それは
長女に「お姉ちゃんなんだから」と絶対に言わない

下の子が生まれると、どうしてもそっちを優先してしまうことが増える。
年齢が下の方が手がかかるし、できないことも多いのだから仕方ない。
そして、上の子を我慢させてしまうことが増える。

でも、だからといってそれを当たり前にはしたくない。
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」
「お姉ちゃんなんだから譲ってあげなさい」
そんな言葉は絶対に使いたくない。


だって、自分が言われて一番嫌な言葉だったから。


私には、4歳下の妹がいます。
以前の記事「50歳過ぎたら“自分”になれた話」にも書きましたが
私は「真面目でおとなしい性格の長女」でした。
親に反抗することもない、迷惑もかけない、
そんな子どもでした。
一方、妹は感情豊かで喜怒哀楽がはっきりしている、
明るくて活発、親にも言いたいことは言う。
欲しいものは欲しいと言うし、小さい頃は泣いて要求していました。
(今は仲良し、優しくて頼れる妹です。)
おとなしい姉と感情をそのまま出す妹、
親としては自然に言ってしまう気持ちも、今はわかります。
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい。」

でも、嫌だったんですよね~、この言葉。
理不尽な、言葉。

自分がされて嫌だったことは、しない。

私が子育てする中で、自分に課したことでした。
(次女の子育てでも同じ)


もちろん、長女には我慢させてしまったこともあったと思います。
でも、それが当たり前の子育てはしなかったつもり。
嫌だった言葉は使わなかったはず。

さて、果たしてそれは本当に守られていたのか?

その答えを知っているのは長女だけ。

今度、長女に会った時に聞いてみようと思います。
(どきどき・・・)




 
 


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