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五感をめぐる冒険、あるいはアナログの逆襲 その5
非ノスタルジックなアナログとの付き合い方
ここまで、アナログ的なものごとへの偏愛を綴ってきたけれど、それはアナログへのノスタルジーや、懐古主義ゆえに好きでいるわけではない。
当然わたしもデジタルやテクノロジーの恩恵を受けていて、この文章をのせているnoteもデジタルプラットフォームだ。手軽で便利なサービスはたくさんある。でも、すべてがデジタルで完結してしまう世の中は味気ない。
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コーヒーをドリップしたり、レコードをひっくり返したり、フィルムカメラを現像しにカメラ屋さんに赴いたり。アナログの魅力は、時間をかけてゆっくりこちらへやってくる。そしてその分、待つ価値がある。「めんどうくさい」では片付けられない風情があり、「なんだかレトロでお洒落」では済まされない趣がある。
analographicの活動を通じて、そんな魅力を伝えることができればいいなと思っている。
おわり
[参考文献]
デイビッド・サックス 「アナログの逆襲:「ポストデジタル経済」へ、ビジネスや発想はこう変わる」 インターシフト社 2018年
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