市長がついに禁断の本音。
本音と建て前の不登校対策
東近江市長、言っちゃいましたね~
全国の学校や行政の本音を。
多分、多く学校や行政の中でそう思ってる人は多いと思う。
とみんな思うから言わないんだと思う。
それはちょっとずるくない? (ずるいでましたーw)
と考えると、
という気持ちが私にはあります。
炎上商法か、単にうちのおじいちゃんの思考と一緒なのかはわかりませんが。
多くの学校・行政に、それを言っちゃいけない雰囲気があります。
言い方を変えて、結局そう言ってるのを全国の自治体の教育会議でたくさん見かけますから。
その程度の認識で、不登校の話し合いをしているのが不思議なんですよね。
自主性とコントロールの狭間
不登校の親と学校と行政が、足並みそろえて進める自治体はなかなかないですけど、そろそろそれがスタンダードになるタイミングが来てると思うんですが、なかなか。
その感覚で
となるように。
マルトリをなくすことは、子どもを甘やかすということではない。
ホントの意味で、先生と子どもが人として対等な関係になる、ということだと思う。
コントロールすることが教育だと勘違いしてはいけない。
自主性と言いながらコントロールしていることも結構起こっていませんか?
そもそも安心安全な学校があればいいのです
不登校の子がいる学校は全国で9割前後。
https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_1.pdf
この方がおっしゃるように、
という考え方は、一般的な学校が安心安全な学校になる必要があるという意味では「あり」です。
(今回の場合、親が無理やりでも連れて行かなければ的な発言があるので完全にアウトですけどね)
もちろん、フリースクールの役割は大切ですし。
そこが合う子にとっては欠かせない。
一度不登校になったけど、学校復帰して安心して通えるならそれで良いです。
うちも学校に自分から行ってみたものの・・・
学校復帰後の子どもたちの本音
教育支援センターに通って学校復帰した子が、学校復帰後どういう気持ちかのアンケートが興味深いです。
不登校の理由は様々ですが、一度違和感や不信感を感じた場所に戻るというのはなかなかできることではありません。
大人だってそうでしょう。
東近江市長の発言をきっかけに
不登校の親が普段どう感じて、どうして無理やり連れていけないのか、ということのシェアが増えていくきっかけになる可能性が高まってほしいです。
正直自分もそう感じていた、と思われる学校や行政の方もいらっしゃると思う。
そう思っていたけど、でもやっぱりあれは言い過ぎかもしれない、と感じる方があるならば、じゃあ実際のところどうして親は子どもを学校に連れていけないのかな・・・?
という流れになってほしい。
どうして親は子どもを学校に連れていけないのか
それは、命に関わることだからです。
無理やり連れて行ってみた、でもその結果命が危ないということを身に染みて分かっているから。
「不登校は親の責任」っておっしゃる方、思っておられる方、多いのも知っています。
考え方は自由ですが、親の責任かどうかで子どもの命が守れるなら簡単です。
子どもの不登校の背景を直視できない大人たち
不登校の理由の半数以上が無気力・不安
子どもを無気力にさせ、不安にさせたものは何だったのでしょう。
学校や行政が親を責めると、親は子どもを責めてしまう。
そういう負の連鎖をそろそろやめませんか?
東近江市長みたいにダイレクトにはおっしゃいませんが、そう感じてしまう場面はたくさんあるのが現実です。
そんな学校行政に相談に行くというのもなかなかのことですよね。
自殺の理由も「学校的には不明」だし。
学校復帰は青じゃない、赤信号
自ら学校復帰する子を「すごい」としか言いようが無い。
私が思う「すごい」は、学校や行政が思う「すごい」とはかけ離れていると思います。
子どもが学校復帰した後は、落ちるのを知っていますから。
また学校に行かなくなったうちの子のことを、先生方はどういう風に思われているでしょうね。
市の教育会議で、教育支援センターからの学校復帰者数の発表で喜んでおられる雰囲気が本当に怖いです。
学校復帰と不都合な真実
「楽しく登校している」なら、それに越したことはないです。
でも、学校の環境が今すぐ大きく変わることはなかなか難しいことだろうと思うと、学校復帰した子がその後どうだったか気になります。
学校復帰したけど、また行けなくなった・・・
それは学校や行政にとって不都合な真実なのかもしれません。
そんな風に、復帰したカウントをしているだけだとしたら怖いですね。
一歩先の議論
東近江市長の発言をきっかけに、
その理由が広がればと思ってます。
親たちがなぜ学校に連れてこないのか、どうか聞いてみて欲しい。
でもホントは今までさんざん話したのに、ずっと聞かなかったのですよ。
そのことにも気付いておられない。
こういうことを機に、その一歩の話が学校と行政と親とでできたらと願っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?