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ある日のささくれ

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ささくれがまる一日気になってしかたない。 日常生活の"ぴん"ときた事象を書き留めておくための個人的なエッセイです。
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#コラム

自分用に最適化されたオススメに生きる僕達は。

最近、Instagramの検索ページを見るとゴールデンレトリバーやコッカーばかりが表示されるようになってしまった。

YouTubeを見るとこっちはなんと「ひろゆき」ばかりだ笑

今の僕らはインターネットを介して、自分の好きなものより深く知り、思う存分楽しむことができる。
だけどその検索の海の中で、自分の好きなものだけがセレクトされる世界に閉じ込められているとも言える。

Instagram然り、

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流行りに乗っかることの大切さ

流行りに乗っかることの大切さ

ペニー(ミニスケートボード)が社内で流行った時、なぜか自分もやりたいと思って、みんなと一緒にペニーを購入したのをよく覚えてる。カラーリングも色々で自分にあったのを選べるのも良かったが、なにより小さくて日本の道路でも音が大きくないのがいい。
当時は通勤で持ち歩いたり(リュックの間に挟んでた)、社員旅行でも持っていってみんなでスケートパークや街中滑走したのはいい思い出だ。ただ空前のペニーブームも過ぎ去

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0話

1999年、大晦日、そして平成最後の日。たまに訪れるこのような移り変わりの瞬間自分はなにをしていただろう?
いつもと変わらない日常を送り、捲るようにそのまま新しい時代に変わったことにも気づかない。周りは流れに便乗して、新しい年号言いたいだけ状態で投稿されていく、だけどそれ自体が口にされることはない。少しイラッとしてしまうのは結局は自分の問題だと考えることにする。
大人になると変わるためには行動する

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コンプレックスと鼻

コンプレックスと鼻

高校生の頃って、ニキビができやすくなったり、油っこくなったり、一番気になる顔のケアをするのってほんとうに難しい。ぼく自身も例にもれずニキビができれば薬を塗ったり、あぶらとり紙を使ったりなんとか抵抗していたように思う。ちょうどその頃はメンズケア元年ともいえる時期でワックスや化粧水といった商品が比較的安価で市場(地方のドラッグストアやコンビニ)に出回ったときだったというのも大きいし、姉がいたのでスキン

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さよなら、少年ジャンプ

さよなら、少年ジャンプ

センチメンタルな話なんだが、先日「少年ジャンプ」を卒業した。御年38歳のおっさんがである。
これまで小学校5年生ぐらいから読んでいた毎週月曜日の習慣がなくなってしまうのは名残惜しくもあったのだけど、どうにもジャンプを読んでいる時間が無くなってしまっていたし、掲載している全部の漫画をしっかり読むこともできなくなってしまっていた。

むかしのジャンプは「少年ジャンプ」といえど、厳密に少年誌ではなかった

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チョコ好きなのに

バレンタインほど自分の人生に縁のないイベントも無い。

学生時代も周りで、本命チョコをもらって告白するみたいなシチュエーションを見かけたことすらないので、もはや口伝でのみで伝えられる伝説と成り果てているのか?と思ってしまう。うっちー的な考えをするのであればもはや現実に存在するのかどうか疑うレベルだ。

いままで彼女いる時期を除いて、本命チョコをもらったことがないのだけれど、以前の会社では義理チョコ

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アイドルを見て、襟を正す

ひらがなけやきもとい日向坂46の番組『ひらがな推し』が面白い。
もともと彼女たちも先にやっている「欅って書けない」に出演していたが、半年ほど前から自分たちの番組を持つようになった。これまで「けやき」という名前を持ちながら欅にもなれず、たまに番組に呼ばれるときに感じるポテンシャルはあれど、活躍の場が与えられていなかった彼女たちの開放されたようなハッピーな姿が楽しめる看板番組だ。

ブンブン!エイト(

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リストカットの恐怖

腰が悪いので、湯船にゆっくり浸かるのを大切にしている。それが講じてLOFTに寄ると入浴剤を探すのが趣味みたいになってしまった。半身浴気味に30分ほど入っているときもあれば、なにかを持ち込んだせいで必要以上に浸かってしまうこともあるのだが、先日悲劇が起きた。

その日はnoteに書くようにパソコン、タオル(濡れてもすぐ拭けるよう)、飲み物を風呂場に持ち込んでいたのだけど、珍しく集中して30分ほどで記

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