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#25 定期的に自己紹介を考え直した方が人生捗りそう
久方ぶりに「捗る」なんて言葉使いました。
いっとき2ちゃん界隈で流行りましたよね、「捗る」って単語。
なんか意識が高そうな単語だなぁという感覚があって、好んで使っていたのを覚えてるな。
…まぁ、自分からどう見えるかと外からどう見えるかは別ですから。
自己紹介である。
実はぼく、この11月で人事異動を喰らったのである。喰らってはないな。自分から希望を出したのである。
新設される部署に参加することになった。
様々な部署から人が集められてきて「さぁ、心機一転頑張ろうっ!」ってな感じだ。
だけども1個問題がある。
各部署から集められたメンバーが新しい部署を立ち上げたので、皆んなが皆んなを知らないのだ。
ということで、我々の最初の仕事は「自己紹介をする」になった。で、今そのその準備をしている。
今回の自己紹介、会社では「本気の自己紹介」と呼ばれていて、生い立ちやこれまでのアレコレ、コンプレックスや自慢などなど、「俺ってこういう人間〜!!」というのを20分間捲し立てるものになっている。
こういうのは結構好きで、いまノリノリで準備を進めてるんだけど思ったことがある。
実はぼく、こういう自己紹介って初めてではないのだ。ベンチャー企業って心理的安全性をすごく気にしてて、いかにこれを取り去るかっていうことを四苦八苦して考えてたりするからこの手の「自己開示!!」って機会はそれなりにある。
なんだけど、違う。
現状が変わったことによって、自分がしていた「過去への意味づけ」が少しずつ変わってきている感覚がある。
例えば、僕は過去に小学校で「音読チャンピオン」になったことがある。
授業中、クラスの中で音読大会なんてものが開催され「一番『モチモチの木』読むのが上手な人がチャンピオンです!」とか言われながら全員音読するのである。
一番上手に読めたのがぼくで、チャンピオンの座についたんだけど、この「音読」っていうのがなんか絶妙にダサくてちょっと恥ずかしい。
みんなちょっと照れたりしてて、「こんなの本気でやるなんてダセェぜ」っていう雰囲気が漂っている中、ぼくは真剣に「じさまぁ〜」とかやっていたのだ。あとからハッとして「あ、そんなに頑張るところじゃなかったのかぁ」と後悔をしていて、これが「ヤな思い出」として残っていた。
それからしばらく経って、社会人になり、営業を始めてからその思い出がポジティブに変わった。
「アナカマのプレゼンは聞き取りやすいし、緩急がついていて、聞いてて飽きない」と褒められることが増えてきたのだ。
多分、小学生の頃から朗読とかを感情込めてやっていたおかげで「読んで表現する」がちゃんと育まれた結果、褒めにつながったんじゃないかなぁと振り返る。
そこに思い至った瞬間、自分の中で「音読大会チャンピオン」は大事な思い出になった。
そんな価値観の転換が、改めて過去を振り返ることでポロポロと出てくる。
なんかとんでもなく有意義な時間を過ごしている気分になるのである。
みなさんも、「本気の」でなくとも自己紹介をするタイミングってあると思います。そのタイミングで、今一度「己とは」とか振り返ってみても楽しいかもしれませんよ。
ではでは。
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